「黒い十人の女」最終回!風松吉&女たちの運命は?
毎週木曜、日本テレビ系にて放送中の「黒い十人の女」。脚本・バカリズムによる秀逸な会話劇と、女優たちの体当たりの演技で大きな話題を集めていた同ドラマが、12月1日(木)の放送で最終回を迎える(時間は深夜0:09-1:04)。
テレビ局でドラマのプロデューサーとして働く風松吉(船越英一郎)には、妻・睦(若村麻由美)以外に9人の愛人がいた。ある日を境に、久未(成海璃子)ら9人の愛人たちはお互いの存在を認識し始め、ライバルでありながらなぜか関係を深めていくことに。
そんな中、最も古株の愛人・佳代(水野美紀)の呼びかけで、9人の愛人と睦が一堂に集結。佳代の提案を受け、風の殺害を決意した女たちは、協力して10錠の薬を飲ませるという“殺害計画”を実行する。10人がバトンをつなぎ、ついに風を殺害したはずだったが、事態は思わぬ方向に…。
■最終回のあらすじ
12月1日(木)の放送では、前日まで一緒に仕事をしていたにも関わらず、テレビ局から風の死について何の連絡もないことを疑問に感じた夏希(MEGUMI)が、睦の営む店「カチューシャ」を訪問。そこで夏希は、死んだはずの風の姿を目撃する。
夏希はすぐさま愛人たちに連絡を入れ、9人全員が夏希のマンションに集合。改めて全員が薬を飲ませたことを確認した9人は、真相を確かめようと睦の元を訪れる。真相を問い詰める9人に、睦はついに本心を告白。そして愛人たちは、壮絶な修羅場を迎えることに…。衝撃の結末に注目だ。
■クランクアップ!キャストの感想は
また、11月上旬にすべての撮影を終え、無事にクランクアップを迎えた船越と10人の女優陣が、撮影を終えての感想を明かした。
風松吉役を演じた船越は、「稀代のダメ男をどこまで憎めない男に仕立て上げることができるか。荒唐無稽な設定にどこまでリアリティーを持たせられるかにも注力して演じました。未来を描かず刹那に生きる男の末路にご期待ください(笑)」と、最終話の見どころを交えてコメント。
テレビ局の受付嬢・神田久未役を演じた成海は、「6話の(佐野ひなことの)バトルシーンがとても楽しかったです。それ以外にも、名シーン・名ぜりふばかりで、毎回脚本をもらうのを楽しみにしていました」と振り返った。
若手女優・相葉志乃役を演じたトリンドル玲奈は、「びっくりするほど長いシーンがあったり、女同士の戦いがあったり、新しいことの連続のドラマ撮影でした。バカリズムさんの脚本が面白くて、読んでも、演じていても楽しくてたまらなかったです!」と感想を。
風の部下でドラマAPの弥上美羽役を演じた佐藤仁美は、「女性への偏見と『あるある』がふんだんに盛り込まれていて、また、予想外の出来事もふんだんにあって、想像だけで笑えました。おかげさまで、変顔のレパートリー増えました(笑)」と、バカリズムの脚本を絶賛した。
久未の友人・文坂彩乃役の佐野ひなこは、「バカリズムさんのコミカルなテンポ感や、今時の会話構成がほんとに面白くて、『本当に天才だな』と思いながら演じていました。カフェラテのシーンはお気に入りです。あと、6話の(成海との)プロレスシーンは大変でした」と語った。
■話題を呼んだシーンについてのMEGUMIの思い
脚本家・皐山夏希役のMEGUMIは、「やはり『あんかけ』のシーンが印象に残っています。先輩にあのようなことをするのはもう一生ないと思います(笑)。好きなシーンは最終話で睦さんが本音をさらけ出すところです」と、話題を集めたシーンについての思いを明かした。
ヘアメーク担当・水川夢を演じた平山あやは、「個人的には、6話で美羽にあれこれと嫌がらせをするシーンが好きですね。見ていておなかが痛くなるくらい爆笑しました(笑)。
あと、8話は一場面で台本が30ページ以上っていう見たことのないシーンで、2日間にわたって撮影したのがとにかく大変でした。『最高!』としか言いようがないですね。読んでいて楽しい、演じていて楽しい、出来上がってみて楽しい!のオンパレードでした」と告白。
風の同僚の妻・卯野真衣役を演じた白羽ゆりは、「印象に残っているのは、顔面真空跳び膝蹴りをしたシーンです。NG出さないように、2時間近く専門の方に教えてもらって挑みました。
次の日筋肉痛になりましたし、自分は女優としてどこに向かっているんだろうと一瞬考えましたね(笑)」と、派手なアクションにも挑戦した自身の撮影について本音を。
志乃のマネジャー・長谷川沙英役を演じたちすんは、「脚本が面白い分、それを実際演じることで面白さが半減しないようにしなくちゃと考えていました。
そういった意味では難しかったようにも思いますが、やっぱりめっちゃ楽しかったです(笑)! また、4話で“あんかけ”をかけられた後の水野さん、6話でトイレの中で水をかけられてビショビショの状態でスンと出て来る佐藤さんのお芝居が素晴らしかったです」と語った。
■妻・睦役の若村麻由美は注目の発言
風の妻・睦を演じた若村麻由美は、「最終回で演じた睦の本音は、いろいろな意味で大変でした。特にワンシーンで17ページ・170カットが印象に残っています。あんなことを言ったのも、やったのも、人生初です(笑)。お楽しみください」と、最終話に向けて注目の発言。
続けて、「好きなシーンは、第7話、第9話、第10話の数少ない風夫妻のシーン。外に9人もの愛人を作る夫と、それでも一緒にいる妻との不思議な夫婦の関係が垣間見られます」と明かし、唯一「不倫をされた側」の視点を持つ役柄ならではのポイントを明かした。
劇団員で一番のベテラン愛人・如野佳代を演じた水野美紀は、「浴びました。いろいろ。毎回脚本が届くのが楽しみでした。愛人同士のバトルはすがすがしい程で、現場は笑いが絶えませんでした。
こんなにやりがいがあって面白い役はそうそうありません。各監督とのコラボも最高に刺激的でした。ラストまで見届けてほしいです!」と、視聴者へのメッセージで締めくくった。
12月1日(木)深夜0:09-1:04
日本テレビ系にて放送