西郷どんのあらすじ一覧
安政元(1854)年6月。江戸城で斉彬(渡辺謙)が将軍・家定(又吉直樹)に拝謁。斉彬は篤姫(北川景子)を早く家定に嫁がせ、篤姫から次の将軍に一橋慶喜(松田翔太)を推挙させようと考えていた。一方、井伊直弼(佐野史郎)はまだ幼い紀州藩主・徳川慶福(荒木飛羽)を将軍にして実権を握ろうともくろみ、斉彬と対立する。その頃、薩摩藩邸では吉之助が虎寿丸(藤本悠希)と相撲を取り、篤姫も楽しげに応援する。だが虎寿丸が突然倒れ、そのまま死去。吉之助や薩摩にいる正助(瑛太)らは由羅(小柳ルミ子)の呪いを疑い、憤怒する。篤姫が悲しみに暮れる中、斉彬は越前福井藩主・松平慶永(津田寛治)や徳川斉昭(伊武雅刀)、慶喜らをうたげと称して招く。一同が帰った後、斉彬が倒れてしまう。
水戸藩邸を訪れた吉之助(鈴木亮平)は薩摩藩邸に戻り、斉昭(伊武雅刀)に書状を破かれた事を報告。慶喜(松田翔太)も同席していたと聞いた斉彬(渡辺謙)は、吉之助に慶喜と懇意にするよう申し渡す。早速、吉之助は品川宿の旅籠で会った男が慶喜であるかを確かめるため、大山(北村有起哉)らと再訪。慶喜と再会した吉之助だが、慶喜から将軍になる気はないと斉彬に伝えるように言われ戸惑う。そんな二人の会話に、橋本左内(風間俊介)が聞き耳を立てていた。折しも、給仕のタマ(田中道子)が急病で倒れ、医者と名乗り出た左内が見事な処置を行う。吉之助と慶喜は左内は何者かと気に掛ける。一方、薩摩から届いた書状に衝撃を受けた篤姫(北川景子)が姿を消す。斉彬は篤姫を連れ戻すよう吉之助に命じる。