注目の若手俳優・奥平大兼「演じるのは難しいですが、現場はすごく楽しい」<恋する母たち>

2020/11/13 08:00 配信

ドラマ

金曜ドラマ「恋する母たち」に出演中の奥平大兼撮影=藤本和典

金曜ドラマ「恋する母たち」(毎週金夜10:00-10:54TBS系)で、吉田羊が演じる林優子の息子・大介を演じている奥平大兼。今作が初の連続ドラマ出演となる。

「出ると決まったときは『やった!』とうれしかったです。大介は家庭環境も含めて、複雑な思いをたくさん抱えている人。演じるのは難しいですが、現場はすごく楽しいです。吉田さんや(父親役の)矢作兼さんも気さくにお話ししてくださいますし、木村(木村佳乃)さんもロケ先で大きなナメクジを発見したときに『うわ! 大きい!』って言って楽しそうに持ち上げたりしていらして(笑)」

奥平は今年の夏に公開された映画「MOTHER マザー」で鮮烈な俳優デビューを果たした17歳の現役高校生。「学校の勉強や宿題は苦手です…」と苦笑いをする一方で、仕事に向けての探究心はとても強い。

「芝居の勉強のために映画をよく見るようにしています。今はウディ・アレン監督にハマっていて、特に映画『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)が大好き。いろんな映画を見ながら“この人はこういうふうに演じるんだな”と考えるんですけど、例えば恋愛などは同じような設定でも映画の中の年代や環境によって演じられ方が変わっていて、そういう部分を見るのがすごく面白いです。僕もこれからたくさんの役をやっていきたいですね。次は明るい役も演じてみたいなと思っているんですけど、僕には似合わないかも…(笑)」

「でも、どんな役を演じるにしても知識は必要だと思うので。まずは本などをたくさん読んで、いろんなジャンルのことを勉強していきたいです。俳優としての活動が始まった去年は“自分は何をやりたいか”“何が好きなのか”ということを見つけられた年だったので、今後はそれに対する学びを深めていきたいなと。これは17歳の誕生日を迎える1週間くらい前に、急に思ったことなんですよ。それまでは大好きなゲームばかりしていたんですけど、『これじゃダメだ!』って(笑)。どんなこともお芝居の糧になると思うので、まずはどんどん積極的に行動していこうと思っています」