――人との関わり方、繊細さも考えさせられるこのドラマですが、相方の南海キャンディーズ・山里亮太さんとのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
相方とはコンビを組んで17年になりますが、状況がどんどん変わっています。昔は本当にコンビ仲が悪くて話すのも嫌だったのに、今は嘘みたいに仲良くなっている状況が不思議ですね。
今は互いの仕事のスケジュールで久しぶりに会うことも多いので、何を話していいのかわからないことも(苦笑)。「どんな感じやろ、今日?」と、向こうの機嫌やテンションを探るために、たわいもない会話をまずしてみることは心がけていて、それは多分向こうも同じ考え方だと思います。
昔は何も話したくない、関わるのが嫌、ということも多かったので、そういう会話ができるようになったのはお互いの成長だと思います。昔は楽屋の部屋の一番距離が取れる斜めの角と角にいましたね(笑)。
――さくらにとっての“親子丼”のような、山崎さんにとって思い出の料理を教えてください。
ボクシングの現役時代、計量後の食べ物が思い出に残っていますが、「水」が一番おいしかったですね。食べ物を抜くのも厳しいですが、そのあとさらに水分を抜くのが一番キツイので、水を飲める喜びというのは、何よりもおいしいと実感していました。
計量した後にボクシングの先生が胃に優しくて栄養のある、海鮮のおかゆをみんなに振る舞ってくれて、それもめちゃくちゃおいしかったです。
「水が一番おいしい」とは、そういう体験した方しか出てこない言葉ですね。その“すれすれ”を感じることができたのは、人生でとても貴重な体験だったと思います。
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
どんな状況でも人と人のつながりや出会い、愛が必要なのだと実感しながら演じています。人生ってどんな人と出会えて、出会う人によって自分の人生も変わっていくと思います。
ハチドリの子どもたちが、さくらさんや桃子先生と関わりどういう風に変わっていくのか、そして私たち大人も、子どもたちと関わることでどう変わっていくのか、というところを見ていただきたいです。
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