観客が戻ったSKE48劇場公演で感じたステージと客席の新しい「コミュニケーションの形」<コラム>

2020/11/04 06:30 配信

アイドル

SKE48 チームKII「最終ベルが鳴る」公演を現地取材(C)2020 Zest,Inc.

10月26日にチームKII「最終ベルが鳴る」公演で観客を迎えての劇場公演を再開させたSKE48。11月3日には再びチームKIIが2回目の有観客公演を行った。今回はそのステージを現地取材。すると、コロナ以前の公演ではあまり気にされることのなかった劇場公演の“余地”が見えてきた。

名古屋・栄にあるSKE48劇場での公演を2月25日以降休止していたSKE48は、6月14日のチームS公演より配信限定という形で劇場公演を再開。通常は16人の出演メンバーを6人に変更し、さらに換気環境を整えるなどの新型コロナウイルス感染拡大防止策を図って上演を行っていた。

その後、10月3日~5日にAichi Sky Expoで行われた配信イベント「SKE48 12th Anniversary Fes 2020 ~12公演一挙披露祭~」では、各公演30人の当選者が現地で公演を観覧。そして、10月26日に再開した有観客公演は、以前は300人だった定員を40人に減らし、引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止策を取りながら実施。出演メンバーは配信限定時の6人から2人増の8人となり、以前の形に一歩近付いた。

11月3日の公演に出演したのは江籠裕奈青木詩織北野瑠華竹内彩姫日高優月片岡成美水野愛理岡本彩夏。2月の静岡のコンサートで研究生からチームKIIに昇格した岡本は、これが正規メンバーとして初めて客前で行う劇場公演に。8人は、1曲目の「マンモス」から息の合った力強いダンスを披露するなど、コロナ以前とも配信限定時とも良い意味で変わらない、見どころが多く満足度の高いパフォーマンスを見せていた。

一方、MCでは、配信限定公演で行っていた「アフタートーク」を焼き肉の話題1本で通したこともあるチームKIIらしく(?)、青木、江籠、岡本、竹内が“推し調味料”をアピールする「調味料総選挙」を開催して盛り上がっていた。