打ち合わせが終わった後も中島は、台本に書かれたセリフについて「ここはどんなトーンでいきましょうか」と、細かな相談を繰り返していた。
「色々な先輩の演技を見て考えてきたんです。どうやって『パーフェクトワン』らしさを出していこうか、と。唯一無二の作品にしたいんです!」と真剣な表情の中島に、それまでは気を楽にするよう促していた監督も、よりシビアな演技指導を開始した。
NGが出ることはほとんどなかったものの、全力トライの中島と、その意気込みに応え熱血で指揮する監督は、完成度にこだわりながらワンシーンで何パターンもの撮影を敢行。
監督がOKを出したにもかかわらず、中島が「もう1回やらせてください」と申し出ることもしばしば。納得いく演技ができた瞬間には中島はもちろん、スタッフ全員が笑顔になっていた。
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