――竹内さんのSNSでは、甚平を着た姿などドラマ衣装の写真も公開されていました。今回セットや衣装で「自分らしさ」を表現するためにこだわったポイントなどはありましたか。
竹内:家の大きさやセットの雰囲気は美術さんのイメージなんですが、各話でそれぞれ違っていて。衣装については、内容のテイストを踏まえて僕もアイデアを出させていただきながら話し合って決めました。
本人役をやっているので「これはさすがに普段着ないな」というものを着ても違和感があるので、なるべく僕が着そうなものをチョイスして撮影に臨ませていただきました。甚平は「老婆との休日」(第5話)の中で着たんですが、さすがに普段甚平は着ないですね(笑)。ただ、それもこの話にホラーのテイストが入っているためなので、内容に合わせてチョイスした感じです。
あと、「薫るスパイスカレー」(第1話)では花柄のシャツを着ていたんですけど、これも私服では着ないですね。衣装としてだったら着ることはあると思いますけど、普段ああいう目立つ格好では歩かないです(笑)。
――逆に衣装やセットで意外だったところなどはありますか。
竹内:一番驚いたのは、僕の自宅のセットが大きすぎるんです。そんな家には住んでいないので安心してください(笑)。どの家のセットもすごいんですよ。リビングが大きかったり、豪華な家がほとんどで。どういうイメージを持たれているかはわからないですけど、そこはちゃんと否定しておきたいなと(笑)。
――それ以外の部分でも、「本当の自分は違うんだけどな」というポイントがあれば教えてください。
竹内:寝起きが悪い描かれ方をしているシーンがいくつかあるんですが、寝起きはすごく良い方です。「昼まで寝ちゃった」みたいなせりふもありましたけど、大体朝早く起きるので昼まで寝ることはないですね。違うなと思うのはそのくらいです。
逆に台本を読む時には、自分も共感しながら読んでいたので、自然に入ってきましたし、せりふも覚えているっていう意識が無かったですね。なので脚本家の皆さんがすごいなと思いました。「なんで(自分の気持ちが)わかるの?」って思う部分が結構ありました。
(後編へ続く)
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