佐藤友祐、「sign」は『初めてというくらいシリアスで深い歌詞』<lolインタビュー PART1>

2020/11/07 11:30 配信

音楽

moca撮影=武田真由子

「こういうことって年齢とか関係なくいろんな人が思っていると思うんですよ」(hibiki)


――「restart」に続いてリリースされた、hibikiさんが出演している「さくらの親子丼」の主題歌「sign」ですが、こちらについてはいかがでしょうか?

友祐:歌詞の内容がlolでは初めてというくらいシリアスだったというか、深い歌詞です。最初は今回のトラックとこの歌詞の融合というものが新鮮で、どう歌ったらいいんだろうって思ったんですけど、映像化されているものがドラマとしてあったので、昔の作品を見てみたら、こういう世界観の楽曲になるんだと分かって、すごく気持ちも入りやすかったですし、歌いやすかったですね。

hibiki:ドラマの内容に寄せた歌になっていて、「なんで、生まれてきたんだろう?」とか「なんで、愛してくれないの?」とか、歌詞のフレーズ一つ一つが結構重くて。「さくらの親子丼」がそういうストーリーなこともあって、その“歌バージョン”だなって感覚があります。でも、こういうことって年齢とか関係なくいろんな人が思っていると思うんですよ。

だけど、思っていても言葉にすることってないじゃないですか。それをこうやって私たちが歌うことで、そう思ってた人が「私だけが思っていたんじゃないんだな」とか「私、独りじゃないかも」って思える理由に、この曲がなったらいいなと思っています。

honoka:「sign」はユニゾンから始まる曲なんですけど、いろんな種類の声が入っているというか、いろんな歌い方の声で歌っています。それが、hibikiが言っていたように、人前では出せないけどたくさんの人が思っているという気持ちが、最初のユニゾンでその色を出せているんじゃないかなって感じました。

ファンの方からも、ユニゾンで始まる曲も珍しいから入り込みやすかったですみたいなメッセージもあったりして。あと、ドラマの中でピアノバージョンとか、いろんなバージョンが流れていて、自分の曲なんですけどそれがまた染みる!みたいな (笑)。なので、ドラマと一緒に聞いてもらえるといいなって思います。

moca:今回の歌詞は、心の中に秘めているようなストレートな思いや気持ちが歌詞になっているので、それを歌でどう表現したらいいんだろうっていうのは最初すごく悩みました。あまり暗くなり過ぎず、でも感情を入れながら「なんで、生まれてきたんだろう?」っていう部分を歌ったんですけど、今は友達と会えなかったり、孤独を感じたりする環境にいる人がたくさんいると思うので、そういう人たちにもこの曲で寄り添えたらいいなって思います。

直人:歌詞はシリアスなんですけど、トラックはダンストラックになっているので、聞きやすい曲だと思います。本当に落ち込んでいたりしたらダンストラックって聞かないと思うんですけど、そんなに重くならないようになってるんじゃないかなと思って。いろんなシーンで聞いてほしいです。