――皆さん「おジャ魔女どれみ」が好きだということですが、オファーがきたときのお気持ちを教えてください。
森川「オファーをいただいたときは本当にうれしかったんですが、私は声優じゃないのに、この作品の声優をやっていいのだろうか…とすごく悩みました。でも、もし私がやらなかったら、他の女優さんがやるのかも…と想像したら、絶対に自分がやりたい！と思ったので、参加させていただくことに決めました。アフレコでは監督がすごく親身になって指導してくださって、この作品に挑戦できて本当に良かったと思っています」
松井「私も飛び上がるぐらいうれしかったんですけど、好きな作品だからこそ壊したくない、というファン特融の気持ちは持っていて…。でも、せっかくお話をいただいたんだから挑戦しようと思って、参加させていただきました。
実は制作発表があったとき、『おジャ魔女どれみ』好きのお友達が『一緒に見に行こうね』って誘ってくれたんです。私は出ることを言いたいけど、まだ誰にも言ってはいけない時期だったので、あやふやな返事を返したんですね（笑）。その後、キャストが発表になってからは、友達も一緒に喜んでくれました。『ただ“おジャ魔女どれみ”の映画を見に行くんじゃなくて、玲奈ちゃんも出てるからより一緒に見に行きたくなった』って言ってもらえてすごくうれしかったですし、お友達との絆も強くなった気がして、挑戦して良かったと思います」
百田「私はマネージャーさんから『おジャ魔女どれみの…』って言われた瞬間に、すぐ『やりたい！』って言ったんです。何かも聞いてないのに(笑)。あとになってすごく大きなお仕事だと実感して、ちょっと怖くなりました。好きだからこそ怖くなる…みたいな不安もあったんですけど、本当にこんな機会はないなって思いましたし、子供の頃からの夢がかなって、今、幸せをかみしめています」
――アフレコの現場はいかがでしたか？
森川「監督がすごく細かく指導してくださいました。はじめに3人で読み合わせをするときに『みんなのどこかにこのキャラクターがいるなと思って僕はお願いしているので、なりきってください』と言われたんです。その言葉があったおかげで、振り切って、そのキャラクターになりきってやることができたので、監督の言葉はすごく大きかったなと思います」
松井「これまで参加させていただいた作品のアフレコは一人でとることが多かったので、こうしてメインのキャストみんなで集まって、お互いのお芝居だったり呼吸だったりを感じながら収録ができるというのはやっぱり楽しかったですし、集まっているからこそ出る空気があるんだなと思いました。収録前は、もちろん準備はしてはいたんですけど、ちゃんとできるか怖かったんです。でも、一緒にやっていけばやっていくほど、キャラクターが自分たちになじんでいった気がします。完成前のまだ色が入っていない映像を見ながらアフレコをしていたんですが、声が入ることによって、モノクロの画が何となくカラフルに見えてくるような、その色彩が声によって足されていく感じが、収録していてとても楽しかったなと思っています」
百田「監督が『3人で自然に会話をしている感じを録りたい』って言ってくださったので、3人のシーンはほとんどみんなでやらせてもらいました。作品の中では、3人が徐々に相手のことを知って、仲良くなっていくので、会話のテンポとか言葉のテンションが変わっていくんですけど、それが実際の私たちと似ている部分がたくさんあったんです。こういう形でお仕事をするのはお二人とも初めてで、ちょっと探り合いながら一緒に作っていくっていうその雰囲気が、作品ともリンクしていい方向に出ていたらいいなと思っています」
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