森川葵×松井玲奈×百田夏菜子“おジャ魔女”20周年作品でヒロインを演じる「挑戦できて本当に良かった」

2020/11/13 15:00 配信

映画


――皆さんが演じる3人は、それぞれ悩みを抱えており、「おジャ魔女どれみ」を通して自身と向き合っていくというストーリーですが、ご自身と重ね合わせることはありますか? ストーリーの感想をお聞かせください。

森川「私は15歳からこの仕事をしているんですけど、ふとした瞬間に、この仕事を続けていっていいのか迷うことがあるんです。私が演じるソラは教員を目指している大学生ですが、教育実習では子供との距離感がうまくとれなくて落ち込んで、『本当に自分がやりたくて選んだものだったんだっけ?』って悩んでいるんです。本当にこれでいいのかなって、全部がマイナスに働いてしまう。私も、ふとした瞬間に全ての仕事に対して『あれ? うまくいかないぞ。これって本当に自分に合っているのかな?』って思う瞬間があるから、そういうところは共感できたし、自分の仕事に対しても考え直すきっかけになりました。でも私はやっぱり好きだからやるし、ソラも自分のやりたいことだったって気付いて成長していくんですよね」

松井「大人になると、子供の頃に悩んでいたこととは違うベクトルで、悩み事が生まれていくのを感じました。ただ、子供のときに悩みをどう解決していたのか、大人になると忘れてしまう。大人になればなるほど、考え方が凝り固まって動けなくなってしまうけれど、周りには助けてくれる人がいることや、答えが自分の中にあること、一番の力は自分を信じること、というのをこの作品が改めて教えてくれた気がします。悩んでいる人の背中をちょっと押せるような、前向きな作品になっているんじゃないかなと感じます」

百田「レイカたちそれぞれが持っている悩みが、特別なものではなく、誰もがそういう経験ってあるよね?っていうような悩みなんです。特に今、こういう時期で、たくさんの方が人生について考えたり、自分を見詰め直したりする時間を過ごしたんじゃないかなと思うんです。そんなときに何かヒントをくれる作品になっているんじゃないかなと思います」

――作品のキャッチコピー「不思議なチカラが湧いたら、どうする?」にかけて、もしも“不思議なチカラ”をもらえるなら、どんな“チカラ”が欲しいですか?

森川「異世界に行って、『ソードアート・オンライン』のキリトみたいに、自分だけがめちゃくちゃ強くて、モテて、強い敵が現れても強い! っていうのをやりたいです」

松井「森川さんぽい(笑)。私は高く跳べるようになりたいです。もちろんどれみちゃんたちみたいにほうきで空を飛ぶのにも憧れるんですけど、私、踊っていたときも全然ジャンプができなかったので、高く高く跳べる力が欲しいです」

百田「私もエビぞりジャンプをめちゃめちゃ高く跳びたいと思いました! あとは念じるだけで物を動かしたい。その力を人には言わずに、例えば松井さんが目の前にあるものが突然動いて『何? 何? 何―!?』って驚いているのを楽しみたいです(笑)」

松井「(笑)」

森川「(笑)。高く跳べるっていうのは、小学生とかだったら『すごーい』って言われるかもしれないけど、大人になったら使い道ありますか?(笑)」

松井「あんまりないかも(笑)」

森川「でも、高く跳べるってことは、高いところからも飛び降りることができるのかな? だったらスタントが自分できますね」

松井「お仕事につながったね(笑)」

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