「なぎスケ!」のシーズン2が11月19日から配信スタート! 草なぎ剛&ユースケ・サンタマリア インタビュー

2020/11/19 12:00 配信

バラエティー

11月19日からAmazon Prime Videoで独占配信する「なぎスケ! シーズン2」。草なぎ剛&ユースケ・サンタマリアのゆるゆるトークが再び!撮影=富田一也

――お互いの作品を見たりしますか?

ユースケ 見ますよ。全部をチェックすることはないけど、見たいなと思う作品に出ていることが多いから。もちろん今話題の映画「ミッドナイトスワン」も見ました。

草なぎ ありがとうございます。

ユースケ すごいよね。ちょっと前に剛が「女の人にならなきゃいけないから」と言ってダイエットをしていて。そんなタイミングで焼き肉を誘ったら「たまにはいいよ」と一緒に行ったんだけど、それがちょうどあの撮影の前で。あのフリがこれになるの?ってすごくうらやましかった。

草なぎ そういえばどこでも言っていないけど、実は「ミッドナイトスワン」ってユースケさんが2011年青山円形劇場でやった「その族の名は『家族』」という舞台がすごくヒントになったんだよ。

ユースケ それをもっと言ってよ! なんで言わなかったの?

草なぎ 別に言う必要がないかなと思って(笑)。あのとき、普通のユースケさんの姿でお母さん役をやったでしょ。それがすごく僕の中に残っていて…。あれを見たときに、あえて女性っぽくしなくても女性に見えるんだと感じて、僕の中の引き出しになっているというか、ある種の保険みたいになっていたの。

ユースケ すごくいい話じゃん! もっと言っていこうよ。

草なぎ 言う機会もなかったし。

ユースケ めちゃくちゃあるでしょ。

草なぎ 今、思い出したの(笑)。でもあのときのユースケさんが僕の中に残っていたんだよ。

ユースケ でもさ、気持ちは女性、体は男性という役だったり、その逆もしかりだけど、そういう役をやると「難役をやった」みたいに言われるけど、俺は意外と簡単にできると思っていて。だってみんなの心のどこかにそういう部分があったり願望もあると思っているから。誰もが心のどこかにそういうお互いの性に対する憧れがある気がするんだよね。なんか改めそういうことを考えたな。剛の芝居を見ると刺激になっていると思う。これはないものねだりだし、全然違うから比べてはいないけど、やっぱりいい作品にめぐり逢っているなと思う。そして、俺は台本通りに普通に淡泊にやるタイプなんだけど、芝居をしている剛はいつも会っている剛とは当たり前だけど全然違っていて…。本当に役者としてすごいよ。まぁそういうことはなかなか公の場で言わないけど(笑)。剛も感想を言わないし。たまにぼそっとあれよかったよみたいな感じで言われたときは素直にうれしい。

草なぎ 本当にいいと言わないもんだから。僕もユースケさんの作品は見るよ。舞台も大体行っているし。ドラマ「火の粉」(2016年フジテレビ系)とかも好きだったし。でもさ、横浜のKATTでやるお芝居は来ないよね(笑)。

ユースケ あれは遠い。もっと近場でやってくれないと。俺が大事なのは距離なんだから(笑)。

――コロナ禍になり、改めてバラエティ番組の力を感じた1年だったと思いますが、「なぎスケ!」の魅力は何だと思いますか?

草なぎ 「なぎスケ!」はどこからでも見られるというのが一番いいよね。あと、僕らが自然と楽しんでいる空気感を一緒に味わってもらっている番組なんだけど、この空気感がいいと思ってくれる人がいるのは本当にうれしい。面白い番組って他にもいっぱいあると思うんですよ。でもこの番組は狙って面白くしていないところがいいところだと思うので。それが他の番組との大きな違いかな?

ユースケ 正直、どんな番組をやっていても選ぶのは視聴者の方だと思っているので、狙って皆さんが楽しめるようにというのはナンセンスというか…。つまるところ、出ている人たちが楽しんでいればいいなと思っています。そしてそれを見たい人は見て!というスタンス。とくに「なぎスケ!」は自分たちが楽しむということに全フリしている番組なので、見てくれるとうれしいなと思います。

取材・文=玉置晴子