安達と黒沢の後輩・六角祐太役の草川拓弥インタビュー「僕、初めて“現場ロス”になりました」<チェリまほ>

2020/11/12 08:08 配信

ドラマ

黒沢の切なさはドラマの中でもナンバー1だと思います

自分なら人の心が読める魔法はいらないそう撮影=山田大輔


――安達、町田、六角、柘植、湊の中で、草川さんが一番共感を覚えたり、自分に近いなと思うのは誰ですか?

草川:ん〜……やっぱり六角なような気がします。あ、いや、違うのかな。六角の仲間を大事にするところはすごく共感できますけど、お調子者なところや、元気な感じっていうのは持ってないので(苦笑)。そこは逆にいいなぁって思う部分でもあります。それから、共感とか自分に近いとかとは違いますが、黒沢の一途さは切ないですね。安達のことを一番に想っていて、自分のためじゃなく好きな安達のために行動するっていう。黒沢の切なさはドラマの中でもナンバー1だと思います。

――六角の台詞に「安達さん、めっちゃキクバリストですね」と言うシーンがあります。草川さんが身近でキクバリストだなと思う人は?

草川:ドラマの現場だと、町田くんには本当にお世話になりました。シーンを作っていくときには「大丈夫? やりづらくない?」って聞いてくださったり、休憩時間にも「コンビニ行くけど何かいる?」と声を掛けてくださったりして。頼れるお兄ちゃんであり、キクバリストだなって思いました。

――ところで、安達は心の声が聞こえる魔法を手に入れますが……。

草川:僕だったらどんな魔法が欲しいか、ですか? たくさん聞かれそうな質問(笑)。

――確かに(苦笑)。では、心の声が聞こえる魔法があったら欲しいですか?

草川:絶対いらない!

――即答ですね(笑)。

草川:たまに聞けたらいいなと思う場面もあるんですけど、大抵のことは聞かない方がいいと思うから。もし私生活で心の声が聞こえてしまったら、ドラマ序盤の安達みたいにそれを頼りにしちゃうし、きっと人生が楽しくなくなる気がします。この人何考えてるのかな?って考えるのが好きなので。それが触っただけで簡単に分かっちゃうのはつまらないなって僕自身は思います。

――たまにあるという、聞けたらいいなと思うのはどういうときですか?

草川:え〜、何だろう。何かをやらかしちゃったときとか? 例えば、仕事に遅刻しちゃったときに「全然大丈夫だよ」って言ってくれてる人に、パッて触るとか(笑)。

――それはむしろ知りたくないような(苦笑)。

草川:相当恐ろしいかも(笑)。だから、大抵のことは知らない方がいいんです(笑)。