清水田龍「失敗してもいい、今しかない」…若手俳優たちの演技にかける“本気の思い”が胸を打つ<オレイス 若手俳優インタビュー>

2020/11/13 20:20 配信

バラエティー

中塚智「人の心を輝かせる俳優」に

「主役の椅子はオレの椅子」中塚智(C)AbemaTV,Inc.


#5「エチュード(即興芝居)審査」で惜しくも脱落となった中塚智(21歳)。涙を流しながら「残ってみんなから吸収できるものは吸収して、もっと俳優としてレベルアップしたいなって思いました」と、サポートメンバーとして残留することを決めた。

「お芝居を通して誰かに影響を与えられる、気持ちを動かすことのできる息の長い俳優になりたいと思っています。自分が俳優という職業に興味を持ったのは中学1年の時。

小学3年からずっと野球をしてきたのですが、中学1年の時に腎臓の病気を患ってしまい野球を続けることが困難な状況になりました。プロ野球を目指して本気で取り組んでいたので正直当時の自分は自暴自棄になっていました。

途方に暮れていたときにたまたまNHKの朝ドラでやっていた『おひさま』という作品を見て感銘を受けました。その時出演していた俳優のお芝居に引き込まれ刺激を受け勇気をもらいました。

そのときに自分の中で気持ちが変わって、いつしか自分も誰かに影響を与えられる人間になりたいと思うようになりました。因みにその俳優さんは今でも憧れの方で、高良健吾さんです。

病気と闘い、高校3年まで野球を続けることができました。 不自由なく野球ができたこと、それは間違いなく周りに支えられて生きてこれたからで、 今度は自分が周りに恩返しをしたい、悩んでいる人に芝居を通して気持ちを伝えたい。そう思い20歳のときに俳優活動を始めました。

中塚智「主役の椅子はオレの椅子」#5「エチュード(即興芝居)審査」より(C)AbemaTV,Inc.


始めたのは遅くても、芝居経験が浅くても、今までの人生で経験してきたことを活かして気持ちで演技をすればきっと伝わると僕は思っています。

自分の根底には『気持ちを伝えたい』『影響を与えたい』という気持ちが強くあります。
だからこれからもその気持ちを大事にお芝居をしたいと思っています。『お芝居を通して人の心を動かせる』『人の心を輝かせることができる』そんな俳優を目指しています」(中塚)