今回の共演に関して、加藤は「上川さんとの共演は大変勉強になりました。事前にいただいた、週刊誌記者に関する資料を読み込んで現場にいらっしゃっていました。自分の出演シーン以外の場面に関わることでもスタッフの方と話し合い、提案されていて、作品にかける思いが素晴らしかったです」と“座長”上川を絶賛。
上川も「加藤さんは非常に理路整然とした思考のもとに役を構築されていて、なんの不安もなくご一緒できました。休憩時間は凪のような佇まいで、安心感のある共演者でした」と褒め返す場面も。その一方で、二人は撮影外でほとんど役柄についての話はしなかったそう。
上川は「お互いにアニメやゲームなど共通の趣味の話で盛り上がっていました。どんなゲームをやっているんですか? とか、どんな作品を観ているんですか? とか、好みが似ていたり…」と笑顔。すると岡田から「上川さんは演技中は真剣な眼差しなのに、趣味の話になると可愛らしいお顔になるんです(笑)。ギャップがすごい!」との暴露も飛び出した。
本作にちなんで、3人に「もし記者だったら追いかけてみたい人や物は?」という質問が飛ぶと、上川は「ものづくりが好きなんです。なので、現場を端から見ていたい。何かが出来上がっていく様をただただみていたい。言葉にならない技が織り込まれていく姿は他では享受できないと思います」と回答。
加藤は「先輩の嵐の大野(智)さんの個展を見に行かせていただいたいのですが、いつこれを描いていたのか!?と驚きました。簡単に数日でできるものではないので…。いつどうやっているのか聞いても教えてくれないんですよ!こっそり密着したい」
岡田は「生まれ変わったらバンドマンになりたいと決めているくらい興味があるので、曲を生み出す方の人生に密着したいです!」とそれぞれ回答した。
最後に、3人が本作を楽しみにしている視聴者へのメッセージを。加藤は「大変な情勢の中で沢山の情報が渦巻くこの時代に、情報を発信する側、受け取る側の責任、その必要性を改めて感じられる素晴らしい作品だと、いち視聴者として思いました。ぜひ今こそ見てほしい作品です」とコメント。
岡田は「報道するメディアのことや、被害者、加害者家族のことをすごく繊細に描いていて、私自身も考えながら携わらせていただいた作品です。他人事ではなく自分の事かもしれないと一つずつ考えながら、見ていただけたらうれしいです」と語った。
上川は「受けさせていただいた理由の一つは、今まで演じたことがなかった役柄であったこと、もう一つは脚本を全て読んだ時の読後感がとても良かったんです。さすが”どんでん返しの帝王”中山先生だなという作品になっていたことが何よりの理由でした。
題材は重たいですし、それぞれの生きざまは息苦しくなるようなものですが、最後までご覧いただいて、その観後感を楽しんでいただきたいと思っております」と締めくくった。
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