刑事ドラマやアニメは必ず2回見る。最初は「こいつが犯人だろな」と思って視聴し、最後に全ての謎解きが終わった後に、もう一度最初から見る。
正直、犯人捜しの成績はあまりよくないが、この間違い探しのような感覚が何よりも楽しい。「こんなことも気付かないくらい“自然に”作りこまれてたのか」と心の中で尊敬して、自分なりに刑事ドラマを楽しんでいる。
「相棒」シリーズはその中でも最高な作品だと私は思う。今回も右京と亘がどこを怪しみ、どう事件を見ているのか、最後まで2人が解決してくれないと気が付けない伏線があった。
大きなものに隠されていると見えない真実、第6話では、まるで第1幕、第2幕と分けてもいいようなストーリーが埋め込まれていて、舞台を見ているような気分になってくる。
水谷ら「相棒」レギュラー陣の演技がすごいのはもちろんだが、今回はメインゲストの橋本がすごすぎた。橋本が演じる松野、松野が演じる何者か、変幻自在の演技が捜査をかき乱していくのが今回の見どころの一つとなる。
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