「“ジュノンボーイ”というイメージを壊してほしい」伝統コンテストが目指す変革 SNS時代のスター発掘の形とは

2020/11/21 07:20 配信

芸能一般 インタビュー

「JUNON」副編集長・井原康太郎氏※提供写真

「第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が、11月22日(日)に開催される。1988年にスタートし、武田真治、袴田吉彦、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉など、多くのスターを輩出してきた同コンテストは現在、ファンコミュニティサービス「CHEERZ for JUNON」や、ライブ配信サービス「SHOWROOM」を用いたファン参加型の審査を取り入れ、初のオンライン選考を実施するなど、時代の流れに沿って変化を続けている。コンテストを主催する芸能誌「JUNON」(主婦と生活社)の井原康太郎副編集長に、歴史あるコンテストの変化、“ジュノンボーイ”の魅力、次代のスターを目指す人へのメッセージなどを伺った。

――「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」とは、どんなオーディションですか?

“あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください”をキャッチコピーに1988年にスタートして、今回で33回目となります。業界的には“ジュノンボーイ”は“無垢”なイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。毎年、序盤に編集部員による選考が入るのですが、やはり“ダイヤの原石”というか、出来上がっている子よりは出来上がってない子の方を選んでしまう傾向はどうしてもあります。地方に住んでいて部活しかしてないけど顔がとにかくキレイで、2年後、3年後に一気に大化けする、みたいな子を僕らはどこかで待ってるような気がします。

――時代によって傾向が変わったりしていますか?

原石的な子を発掘するというコンセプトは変わっていないと思います。ジュノンボーイのイメージ、“色白の細い男の子”をまず作ったのは(第2回でグランプリを受賞した)武田真治さんだと僕の今の上司が言ってました。武田さんは“フェミ男”というワードを生んで以降、ずっと活躍されていて、今でもジュノンボーイの話をしてくださってますよね。