「“ジュノンボーイ”というイメージを壊してほしい」伝統コンテストが目指す変革 SNS時代のスター発掘の形とは

2020/11/21 07:20 配信

芸能一般 インタビュー

「JUNON」副編集長・井原康太郎氏※提供写真

応募者の約4割が“仮面ライダー志望”


――小池徹平さん、溝端淳平さんはどうでしょうか。

(第14回でグランプリを受賞した)小池徹平さんから一気に”ジュノンボーイ=かわいい系“のイメージがしばらく続きました。(第19回でグランプリを受賞した)溝端淳平さんで、ガラッと“正統派”というか。王道の流れができたのではないでしょうか。それ以降は、一気にSNSが普及して、以降のグランプリは本当にひとつのイメージで括られなくなったように思います。

あと、傾向と言いますか、志望動機に多いのが“仮面ライダー”です。おかげさまで、ジュノンボーイ出身者が仮面ライダーシリーズの主演を務めることが多くて、「ジュノンボーイになれば仮面ライダーになれる」というイメージも強くなっています。最近でも志望動機の4割ぐらいがそれだと思います(笑)。

――「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」も「仮面ライダー」シリーズも歴史があって、どちらも若手俳優の登竜門的存在になっていますね。

ジュノンボーイの応募者には中学生の男の子も多いんです。「JUNON」愛読者だったお母さんが、仮面ライダーにコンテスト出身者が多いことを知っていて「仮面ライダーになるためにはジュノンボーイがいい」と教えてくれたり、お父さんも仮面ライダーが好きだったりして、家族ぐるみで応援して参加されてる方も多いですね。