「“ジュノンボーイ”というイメージを壊してほしい」伝統コンテストが目指す変革 SNS時代のスター発掘の形とは

2020/11/21 07:20 配信

芸能一般 インタビュー

「JUNON」副編集長・井原康太郎氏※提供写真

紙エントリーシートを撤廃 コンテストの“デジタル化”を推進


――家族と一緒に、というのはすごくいいですね。

以前、とある作家さんと「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」について話をしていた時、すごく的確なことを言ってくれました。ジュノンボーイって、ずっと紙のエントリーシートだったんです。WEBやLINEで送るだけ、というオーディションがたくさんある中、いまだに紙に手書きで、写真を貼って応募するというアナログさ。それがこのコンテストの“ピュア”な感じにつながっているんじゃないかって。その話を聞いて、「なるほど」と思いました。

――その“アナログさ”をいとわない人が応募するから、意欲的かつピュアな人がコンテストに集まるということですね。

はい。と言いながらも今回の第33回を最後に紙のエントリーシートを無くすことに決めました。今年は大きな転換期だったと思います。新型コロナウイルスの影響で地方予選ができませんでした。いつもなら全国各地で1000人ぐらいの男の子と会っていたんですけど、今年の状況だとそれは不可能でした。

でも、オーディション管理ツール「Exam Organizer(イグザムオーガナイザー)」を導入したことで、リモートによる選考というのも以前よりも簡単にできるようになりました。それも転換した大きな理由です。このご時世ということで、男の子たちもリモートというのが当たり前の感覚になっていて。CHEERZ for JUNONやSHOWROOMでの企画も4、5年続けてきていますが、今年が一番盛り上がりました。このご時世になったことで、紙を無くす方向に一気に舵を切ることができたんです。