草なぎ剛が大河ドラマ「青天を衝け」クランクイン!「かなり緊張した」【連載コラム】

2020/11/24 00:00 配信

芸能一般

「これ米粉のドーナツなの!? 珍しいね! いただきまーす」撮影=諸永恒夫


「とある大先輩と2人のシーンでめちゃくちゃ緊張した」


 気分が上がった生配信の翌日、僕は朝から大河ドラマ「青天を衝け」(21年2月14日スタート、NHK総合ほか)の撮影でした。徳川慶喜役、この日がクランクイン。初共演の、とある大先輩と2人のシーンです。めちゃくちゃ緊張した。ドラマは本当久しぶりで、映画「台風家族」も「ミッドナイトスワン」も全編ロケだったから、スタジオに入って、カメリハとかしっかりあって、終わったら自分の楽屋があるっていう感覚がすごく新鮮で。「嘘の戦争」(17年フジテレビ系)以来かも。大河ドラマは規模も大きいしセットも豪華。小道具から何から本物なんだよね。そういう中でお芝居ができているという幸せな気持ちもあるし、それ故に緊張感も倍増する。セリフ回しも難しいじゃないですか。いっても、そんな時代劇の経験があるわけではないので、改めて所作も言葉遣いもいろんな指導の方々に一から教えていただく感じです。だからこそ、OKをもらったときはうれしくて、初心に帰るというか、真っさらな気持ちの僕がいる…。

「うーん、やっぱりコーヒーの香りって落ち着くなぁ」撮影=諸永恒夫

 それでいいんだと思っています。大河ドラマって演じる時間軸の幅が広いので、若い…初日に演じたのは徳川慶喜が20歳くらいかな。だから、あれ剛くん緊張してる?と思われるぐらいでいいなと。だって20歳なんだから。監督ともたくさん話をして、時代劇調の「~でござる」みたいなのではなく自然でいいと言ってくださっていたので、緊張を隠さずそのままでいいと思って。役が年を重ねれば風格も出てくる。徐々に自分の中でつかめていく感覚があるので、だんだん楽しくなっています。