BLUE ENCOUNT、アルバム『Q.E.D』をリリース!「ひとりひとりの戦い方でちゃんと居場所を勝ち取るようにしたい」

2020/11/25 17:00 配信

音楽

 ありったけの熱量とメッセージを投げ掛け、多くの共感を呼び続けているロックバンド、BLUE ENCOUNT。ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(日本テレビ系)、アニメ「僕のヒーローアカデミア」(日本テレビ系)や映画「青くて痛くて脆い」といった作品に提供した楽曲でも話題をさらってきた彼らがフルアルバムとしては2年8カ月ぶりとなる『Q.E.D』を完成させた。

写真左から江口雄也(Gt.)、田邊駿一(Vo.、Gt.)、高村佳秀(Dr.)辻村勇太(Ba.)撮影=富田一也

自分が成長するためにやったことがバンドの成長にもつながる


――フルアルバムとしては2年8カ月ぶりとなりました。この間、シングル3枚、ミニアルバム1枚を発表し、ホールツアーやライブハウスツアーも開催。常に走り続けてきた印象もありますが、やはりフルアルバムとなると自分たちを見つめ直したり、再確認するタイミングにもなるかと思います。振り返ってみて、この2年8カ月という期間はバンドにとってどういったモノになりましたか?

田邊駿一 ずっと忙しかったので、充実した2年8カ月だったかなと。昨年はメジャーデビュー5周年、バンド結成15周年ということもあり、ドラマやアニメの力もお借りして(BLUE ENCOUNTを)より知ってもらえた1年になりましたし。4人ともちゃんと高い意識を持ってやれてたから、成長の為に必要な日々だったなという感覚ですね。

――より知ってもらえたという実感はどういったところから感じましたか?

辻村勇太 例えば、MVに対して日本語以外のコメントがめちゃめちゃ増えたっていうのもここ近年だったりしますし。

――YouTubeのオフィシャルチャンネルにあるコメント欄、異国情緒たっぷりですよね。
辻村 そうなんですよ(笑)。アニメとか、いろんなタイアップもやらせてもらって、間口が広がった、受け入れてくれる人が増えたと感じてます。それは自信にもなりますし、素直に受け止めて次のステップへいけたらな、という感じですね。

――そうなると、バンドとしては順調に歩めた日々だったと。

辻村 もちろん、自分自身との戦いであったり、いろいろとありましたけど、今になって振り返ると、それも経験して良かったなと思えるぐらい。精神的にも高まってるなと思います。

――結束もより強固になったり?
辻村 そうなんですけど、それは個人が強くなったからこそ、なのかなって。

江口雄也 以前だと、しっかりある程度を共有しないとわかり合えないこともあったんです。でも、今はそこまで話し込まなくても大丈夫。効率的にも良い関係性を築けてるようになってると感じてますね。

高村佳秀 自分が成長するためにやったことがバンドの成長にもつながる。そうやってこれたかなと思います。

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