農家&研究機関に欠かせない必需品、計量計測器の開発者に迫る

2020/11/28 06:00 配信

芸能一般

ピッタリ「はかって」商売繁盛 計量計測ビジネス (C)TVQ

九州放送(TVQ)で毎週土曜昼に放送されている「ぐっ!ジョブ」。11月28日(土)は、計量計測ビジネスの最前線に迫る。

まずは、熊本市東区のオーケープランニングが開発した「テーブルコンビ」という計量器。野菜を12枚のトレーに1個ずつ載せると自動で重さを量り、袋詰めの設定重量に一番近い組み合わせをランプ表示で教えてくれる。これまでの農家は1個ずつ手作業で量っていたが、この手間を飛躍的に省くことに成功。さらに部品の大半は3Dプリンターでつくるため、良心的な価格を実現している。

いっぽう、福岡市博多区の「九州計測器」は、大学や企業からひっぱりだこの企業。研究開発用のさまざまな計量計測器を提供しているが、なかでも注目は「充実種子選別装置」。これは杉やヒノキ、カラマツの種に含まれる脂質を計測し、発芽する可能性が高い種を選別する画期的な装置。とりわけ発芽率が1割程度と低い「杉」は、あらかじめ発芽率が高い種を選別できれば効率よく植林できる。林業に革命をもたらすかもしれない「種の計測器」にカメラが迫る。