50歳の“最年長若手芸人”銀座ポップ、あるあるラップ誕生までの軌跡に迫る

2020/12/02 21:31 配信

芸能一般

銀座ポップ


――好きなお笑い、芸人さんのお話を聞かせてください。

面白いと思って追いかけていたのはやっぱりダウンタウンさんですね。オンタイムで「面白い!」って思って見ていたのはダウンタウンさん。自分で実際やるようになってからは、とんねるずさんをすごかったと思うようになるんですけど。

子どもの頃テレビで見ていたとんねるずさんは、威勢がいい先輩という感じで、お笑いじゃなく感じていたんですね。その頃はザ・ドリフターズばっかり。ただ単純に「ドリフは面白ーい!」って見ていたんですね。思春期になって自分もお笑いに興味を持ちはじめて、めちゃくちゃ面白いと思ったのがダウンタウンさん。自分でやってみてとんねるずさんのすごさっていうのが分かってきて。それから、ビートたけしさんに行きつきました。

――小・中学生の頃は、ツービートらの漫才ブームを体感されていたと思いますが。

そのころの僕は完全にドリフ派。「オレたちひょうきん族」(1981年-1989年フジテレビ系)を見てもなんか、怖かったですね。バンバンたたいたりしてて、面白いと感じていなかったです、田舎者だし。思春期になり、自分でお笑いをやるようになってからその面白さに気付いた感じです。

――ピンの芸人さんではいかがですか。

自分が漫談をやるようになって参考にしようと思ったのは、つぶやきシローさんですね。めちゃくちゃ参考にしてました。だからすごい似てるって言われます。あるあるの広げ方とか。

たけしさんがやっていた漫談の映像とかも見ましたけど、これはすご過ぎてできないだろうなと。憧れと実際できることはやっぱり違いますね。

――ライバル視する芸人さんはいらっしゃいます?

ライバルということではないですけど、ミルクボーイさんを見たときに、ものすごく打ちひしがれたというか、これはすごい!って思いましたね。あるあるをやるんだったらここまで極めないとダメなんだ!と。ものすごい面白かったし、あのスタイルは、あるあるを集大成した一つの発見だと思うんですよ。

あるあるネタというのはもともとある手法で、それを漫才にしてああいう形で構築した。発明に近いですよね。そう、結局、発明が必要なんですよね。今まであったものを、同じものだとしても組み合わせるなどして新しく作る。それができると売れるんでしょうね。

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