BS・CS放送のスター・チャンネルでは、「グレイス・ケリー生誕80年記念特集 メモリー・オブ・クールビューティー」と題した、女優、グレイス・ケリーの特集を11月に放送する。
ケリーは、わずか11作品の出演作品を残した後に結婚、引退してモナコ公妃となり、52歳の若さで世を去った伝説の女優。エルメスの“ケリー・バッグ”は、彼女の愛用品だったことからその名が付けられたことでも知られている。そんな彼女の出演作の中から「泥棒成金」「喝采」「真昼の決闘」「モガンボ」の4作品と、生涯を振り返るドキュメンタリー「グレイス・ケリー/女優から公妃へ」を放送。各映画本編の前には、彼女の大ファンである落語家の立川志らくと映画評論家の渡辺祥子氏によるトーク解説番組「特別解説:グレイス・ケリー」もオンエアする。その「特別解説:グレイス・ケリー」の収録が先日、都内で行われた。
渡辺はグレイス・ケリーについて「映画を見るたびに、ああいうふうになりたいという思うことがおこがましいくらいにすてきだと思っていました。特にアルフレッド・ヒッチコック作品を見てからですかね」と話すと、立川は「特にヒッチコックはグレイス・ケリーを愛した人ですからね。カメラでもって、グレイス・ケリーに愛の告白をして迫った、みたいな」と返した。
また、立川は「オスカー女優だってことも忘れちゃいけないことですよね。オスカー受賞をしたのが『喝采』で。20代半ばで、あれだけの演技をするっていうのが衝撃だったんでしょうね。もともと巧い役者だったんですけど、あまりにも美しいがために、それが世間にあまり評価されていなかった。『喝采』でオスカーを受賞して、世界中に自分が実力派女優であることを見せつけたんですよね」と彼女の演技について熱く語った。続けて、「生誕80年で、生きていたら80歳。どんなおばあちゃんになっていたんでしょうかね」と、立川が話題を振ると、渡辺は「ちょっと怖そう」とコメント。「クールビューティーのおばあちゃんですもんね。それも映画ファンとしては見たかったなっていうのはありますね」と映画好きならではのトークで盛り上がりを見せた。
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