<東京パフォーマンスドール>先代×新生の“歴史的な一夜” 穴井夕子もサプライズ登場でマシンガントーク

2020/12/08 07:00 配信

音楽 アイドル

東京パフォーマンスドールが持つ30年の歴史を体感せよ! そんな力強い声が聴こえてきそうなほどパワフル、かつ歓びにあふれたステージだった。

東京パフォーマンスドールが「TPD誕生30周年キックオフ DANCE SUMMIT with the 1st Generation」を開催した※提供写真


最新コスチュームで熱気あふれるパフォーマンスを繰り広げた第1部「The 7th Anniversary DANCE SUMMIT」終了からちょうど4時間後、ついに第2部のスペシャル・プログラム「誕生30周年キックオフ DANCE SUMMIT with the 1st Generation」が始まった。

当初6月14日に予定されていたもののコロナ禍によって延期となり、この日の開催へ。
その間の11月18日にはグループ誕生30周年記念アルバム『20 BEATS 20 TALES』(先代TPDのかつての音源や新録音パート、新生TPDのレコーディングが巧みにミックスされて、まるで一つの組曲のようにノンストップで流れていく内容)がリリースされたので、それを聴いてしっかり予習を済ませた上で来場した方も多いに違いない。

オープニングから、先代も新生も出し惜しみをしない。いきなり、とびきり輝かしい「ダイヤモンドは傷つかない -30th Anniversary ver.-」をオーディエンスに差し出して喜ばせる。

現TPDの6人と、先代TPDから木原さとみ(リーダー)、八木田麻衣木伏夏子櫃割香奈子が一緒になった10人編成。
振付が違うなと思ったら、先代がパフォーマンスしていた往年のそれをそのまま再現したというではないか。1990年代と2020年、平成初期と令和、その融合を体感させてくれた。

続いては新生が「夢を」「CATCH!!」「Airport」と、先代から引き継いでいる曲をリアレンジ・バージョンで歌うのだが、表情も歌声も異様なまでに鋭く、冴えている。闘志さえ感じさせた。
先代に刺激を受けているのが、ありありと分かる。「先代はすごいですよ、かないませんよ」で終わっては現役のエンターテイナーとはいえないのだから、この気迫は大歓迎だ。

木原が歌う「銀色のシルエット」(ダンサーに木伏、櫃割)の快さに酔いしれているうち、「キミはボーイフレンド-Rearranged ver.-」が始まる。

八木田麻衣と脇あかりによる「キミはボーイフレンド」ボーカルリレーも胸アツだ※提供写真


1コーラス目を八木田が歌い、2コーラス目を脇あかりが継ぐ。先代と新生のボーカル・リレーだ。後半サビ部分での2人の声の重なりも絶妙だった。

続いて先代4人が1980年のアメリカ映画「フェーム」の主題歌をユーロビート調にアレンジした「FAME」を歌い踊り、そこに新生が合流して、10人による「放課後はいつもパーティー-Rearranged ver.」へ。

真ん中に先代、左側に橘二葉櫻井紗季上西星来、右側に脇、高嶋菜七浜崎香帆が横一列に並んで歌う。

作曲は和田アキ子のファンキーな「古い日記」や西城秀樹のファンキーな「激しい恋」などを書いた名匠・馬飼野康二。「放課後〜」は、Gメロぐらいまで平気でありそうな今のJポップとは異質の、Cメロぐらいまでのシンプルな構造ながら全編サビと言っていいほどの覚えやすくて楽しいメロディーが続く名曲中の名曲。

同じフレーズを繰り返しながらどんどん盛り上げていくところは、まるで50~60年代のアメリカン・ポップスのようだ。アルバムでもクライマックスの一つになっていた曲だけに、ライブで聴けるのは心底うれしかった。

その後は新生が再びイマジネーションに富む歌とダンスを繰り広げたが、大半の曲がオリジナルである(つまり先代曲のリアレンジではない)ところに、選曲した側の意欲が感じられた。

先代目当てに来た(新生にあまりなじみのない)ファンにも、新生の楽曲やパフォーマンスの魅力をしっかり伝えたい、という熱い思いだ。

本編ラストは先代の人気曲「Can't Stop The Music」。もともとは80年のアメリカ映画「ミュージック・ミュージック」の主題歌だが、90年代初頭に時を戻すかのようなユーロビート調のアレンジに乗って、10人は笑顔で歌い踊り、ラストに「ウィー・アー・東京パフォーマンスドール!」とシャウトした。