大森靖子「“カウンターカルチャー”になっちゃうんですよね、自分が」<『Kintsugi』インタビュー後編>

2020/12/09 11:05 配信

音楽

大森靖子撮影=石塚雅人/衣装=rurumu:

――年末ということで、2020年の振り返りもお伺いしたいと思います。今年は新型コロナウイルスがあって、自粛期間開けなどたびたび振り返りを聞かれることが多かったかとは思うのですが、1年通して振り返っていかがでしょうか。

自粛期間なりの成長はできたかなと思っています。人間が成長し続ける生き物だっていうことは、せっかく表に立つ人間をやっているので、自分が実験体みたいに見せていければ、誰かの明日につながる気合になるかなって思っていて。

動画を編集できるようになって毎日上げたり、MVを自分で作れるようになったり、ライブ以外のコミュニケーションを模索したり、模索することで逆にライブじゃないとできないことも分かったり。ライブのためにここを鍛えようっていうことも分かって、それも実践できたし、よかったかなと思います。

――では、2021年にやりたいと考えていることはありますか?

今までずっとできなかったんですけど、インターネットの使い方が分かっていなくて…何がインターネットで言っちゃいけないことなのかって(笑)。自分を表現するのが仕事なので全部言っちゃいがちなんですけど、今までずっとそうやってきて、(インターネットが)そういう媒体じゃないんだ、全部見せちゃいけないんだっていうのがやっと分かってきました(笑)。来年は気を付けたいです。いや、今すぐですかね(笑)。

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