Yahoo!JAPANが12月9日、前年と比べその年に“Yahoo!検索”での検索数が急上昇した人物、作品、製品を選出する「Yahoo!検索大賞2020」の結果を発表し、アニメ「鬼滅の刃」(2019年、TOKYO MXほか)がアニメ部門賞を、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年)が映画部門賞を受賞したことが明らかになった。なお、「鬼滅の刃」がアニメ部門賞を獲得するのは2019年に続き2回目となる。
アニメ「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴氏による同名大ヒット漫画を原作にしたアニメーション。2019年4月に放送開始し、“Yahoo!検索大賞2019”でもアニメ部門賞を獲得するなど注目を集めていたが、2020年に動画配信サービスで配信がスタートし人気が加速、社会現象ともいえるほどに。「週刊少年ジャンプ」での原作漫画の完結やテレビでのアニメ特別編集版が放送されたこともあり、昨年以上に検索数が上昇している。
また、アニメ「鬼滅の刃」に続くストーリーを描いた映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も、2020年10月に公開されると10日間で興行収入100億円を突破し、11月15日には興行収入233億円を記録。上映館や上映時間、グッズ、声優などを調べる検索が急増した。
今回発表となった「Yahoo!検索大賞2020」では、2020年1月1日~11月1日までの集計データをもとに“今年の顔”として検索数が最も急上昇した人物に贈られる大賞に加え、“パーソンカテゴリー(10部門賞)”“カルチャーカテゴリー(6部門賞)”“プロダクトカテゴリー(7部門賞)”“ローカルカテゴリー(47部門賞)”において、人物、作品、製品などが表彰される。このうち、「鬼滅の刃」は“カルチャーカテゴリー”のアニメ部門を、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は映画部門を受賞した。
なお、“カルチャーカテゴリー”ではゲーム部門賞を「あつまれ どうぶつの森」(任天堂)が、小説部門賞をカミュ「ペスト」(1947年、新潮社)が、ドラマ部門賞を「半沢直樹」(2020年、TBS系)が受賞しているほか、“パーソンカテゴリー”では「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎役の声優・花江夏樹が声優部門賞を獲得している。
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