12月6日、韓国ソウルでアジア最大級の音楽授賞式「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」が開催された。「MAMA」は「M COUNTDOWN」など、世界に向けたK-POP番組を制作するテレビ局Mnetを運営するCJ ENMが開催するグローバル音楽授賞式。12回目となる2020年は、「NEW-TOPIA」というテーマが掲げられ、コロナ禍のため初の非対面開催となった。
新人という枠を脱したデビュー2~3年目のアーティストたちは、持ち味を生かしたコンセプチュアルなステージで魅了した。
TOMORROW X TOGETHERは、2019年3月にBTSを擁するBig Hit Entertainmentからデビュー。「BTSの弟分」と話題になったが、BTSとはまったく異なるファンタジックな世界観が特徴のグループ。先ごろデビューしたENHYPENのメンバー・ヒスンは、このTOMORROW X TOGETHERの候補生だったことでも知られている。
TOMORROW X TOGETHERのテーマは「Welcome to the DISCO」。コロナのニュースに辟易しているメンバーたちがテレビの中に誘われ、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のような世界へ。韓国のレジェンドアーティストのカバーでディスコメドレーを展開した。
まずは御大チョー・ヨンピルの「Short Hair」、そしてNiziUの生みの親として日本でも大注目されているJ.Y.Parkの「She Was Pretty」を当時はやっていたステップとともに。さらに先輩BTSの「Dynamite」ではローラースケートを履いたダンサーも登場し、ローラーディスコの様相で華やかに踊った。
制服のような衣装にチェンジすると、大きな観覧車が回る、新曲「Blue Hour」の世界へ。10月にリリースしたミニアルバム「minisode1 : Blue Hour」では、コロナを経験した10代を描いた「We Lost The Summer」という曲も収録されているが、ディスコテイストの「Blue hour」と併せて、このアルバムの世界観をMAMAのステージで表現したかのよう。「Blue hour」はダンスブレイクが加えられたバージョンを披露した。
TOMORROW X TOGETHERは、「Favorite Dance Performance Group」、「Worldwide Fans' Choice TOP10」を受賞。「2019年に続き、賞をいただけたことに感謝します」とコメントした。
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