加藤浩次が“厳しい芸能生活”を振り返る! 相方・山本への心境も告白

2017/02/21 17:56 配信

バラエティー インタビュー

司会を務める極楽とんぼ・加藤浩次

3月3日(金)に放送される、金曜プレミアム「キビシー!」(夜7:57-9:49フジテレビ系)では、早稲田大学応援部やオリンピックを目指す体操クラブ、オートレースの養成所、ラーメン修行中の元セールスサラリーマンなどに密着。

自ら厳しい世界に足を踏み入れ、夢や目標に向かって挑戦する人たちを紹介する。

今回、司会を務める加藤浩次に見どころや、自身が経験した厳しかったエピソードなどを聞いた。

――印象に残ったVTRはありますか?

全部印象に残ってますけど、一つ挙げるとすれば「早稲田大学応援部」です。真剣にやると笑いにもなるんだなって思いました。“神”と呼ばれる団長のキャラクターも面白かったですね。

――紹介された人は全員、覚悟を持って臨んでいましたね。

簡単に楽して成功をつかもうとはしてないですよね、真剣に向き合って、やりたいことをやっている感じでした。そういう人に対して厳しい先生や教官は必要なんだと思いました。

――番組内では「最近、怒られてない」と仰っていましたが。

年も取ってきたので。でも過去を振り返った時に、僕の事を怒ってくれた人は本当に愛情から怒ってくれたんだと思いますね。(その当時は)腹が立ちましたけど(笑)。

――加藤さんが芸能界で「厳しい」と思ったエピソードはありますか?

見てくれているお客さんに反応してもらわないといけないですから、基本的に厳しいです。

僕が23歳の時に「とぶくすり」(フジテレビ系)に出演しました。ライブには出ていましたが、右も左も分からない頃、「めちゃイケ」の総監督に出会って、とても怒られましたよ。収録でコメントを言うと、「カメラが抜いてないのに面白いコメント言ってどうするんだ!」と叱られました。

当時は現場に行くのが嫌でしたよ。でも、一言言ってカメラを向けてから喋るとか、芸能界のイロハを教えてもらいました。この世界に足を踏み入れて、ここまで厳しく、ここまでみんなが真剣にバラエティー作って、お茶の間の皆さんに笑っていただけるんだなって、勉強になりました。

あとは、めちゃイケの「M3兄弟」という企画で、僕の背中にマジックで○×ゲームの碁盤の目を書いて、真ん中に揚げたてのイカリングを乗せられたことです(笑)。

尋常じゃない熱さでビックリしました! 揚げたてはこんなに熱いんだって(笑)。あの痛みは忘れられないですね。一瞬だから大したことないだろうと思っていたんですけど、やっぱり油を切らないと熱いですね、これが一番きつかったです(笑)。

――「怒りづらい」「褒めて伸ばす」といったような社会の流れについてどう思いますか?

VTRに出演してくれた団長の方、体操のコーチの方、オートレースの教官の方も、多分どこかで褒めてると思うんですよ。

ただどの世界でも、一歩先に行く人は、他の人が経験してきていないつらい体験をしてきている人だと思います。個人的な意見ですけど、褒めるだけっていうのは、自分が嫌われたくないんじゃないかな。もしかしたら愛情がない場合もあるのかなって思いますね。

――「めちゃイケ」に登場した山本圭壱さんに怒ってましたが、愛情があってのことですか

そうですね、(復帰まで)10年かかりましたから。それでも何にも始まってないですから。めちゃイケに取り上げてもらっても、ゴールではないです。

何も考えずに本当の気持ちをぶつけました。感情をコントロールするのではなく、テレビに映っているとか全く気にせず、思っていることをぶつけようと。

あいつは苦労してるところを見せないキャラクターですけど、反省もしてましたし十分つらい思いもしてきたと思うんですよね。これからも頑張っていくはずです。

――MCなど、新しいことに挑戦する際に、心掛けていることはありますか。

うまくやろうとしたり、よく思われようとする気持ちをなくすことです。自分は自分以上でも自分以下でもないと、言い聞かせてから臨むようにしています。視聴者の方に見透かされてしまいますし、無理をするとろくなことがないんですよ。

知ったかぶりとしてしまうと嘘つきになってしまいますし、背伸びし過ぎて地面が見えなくなっちゃう。頭のいい方は知識人たちは周りにいるわけですから、自分は背伸びしないように。

――最後に一言お願いします。

絶対に感じるものがあります。親戚のように身近な存在を見るような感覚で、視聴者の方にも楽しんでもらいたいです。いい番組ですので、ぜひ見てください。