純烈・小田井涼平「ライブは純烈そのもの」、メンバーが語るライブへの思い

2020/12/16 18:00 配信

音楽 インタビュー

写真左から、酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、小田井涼平

"スーパー銭湯アイドル"として、多くのファンから支持を集めるムード歌謡グループ・純烈。結成10周年の節目を迎えた今年、開催予定だった全国コンサートツアーが中止となる中、11月5日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで配信ライブ「純烈コンサート2020 YOU ARE MY SUNSHINE!!!!『追われる者より追う者が強いんじゃ!』」を開催。ファンクラブ会員1名をライブ会場に招待するという試みも盛り込まれた同ライブの模様が、12月に歌謡ポップスチャンネルで放送される。今回、メンバー4人にインタビューを行い、コンサートへの思いなどを聞いた。

――今回のコンサートでは、ファンの方1名を招待されたとのことですが。

酒井一圭「これはデビュー10周年となる6月23日にスーパー銭湯で無観客ライブを行って、『お客さんがいない状態のライブは、もうええわ』となったので、次はお客さんがいる形での配信にしたいなと思ったんです。目がキラキラしていて、ときめいてくれるファンの方が客席にいることで、僕らの反応も当然変わってくるので。渋谷公会堂がリニューアルしてLINE CUBE SHIBUYAになってから僕らも初めてになりますし、いろんな緊張感みたいなものがライブに欲しかったんですよね。そういった中での1つのアクセントとして、ファンの方に入っていただくことになりました」

――コンサートへの思いをお聞かせください。

白川裕二郎「コンサートを再開できる日のことを考えながら、ファンの皆さんの顔を思い出しながら、1曲1曲一生懸命歌わせていただきました」

後上翔太「ほぼ無観客な状態ですけど、たった1名とはいえ生で久々にライブをしている僕らに会いに来てくださる方がいると考えると、すごく特別な時間になると思っていました。今回のコンサートのタイトルにある『YOU ARE MY SUNSHINE!!!!』は、今年中止になってしまったツアーのタイトルなんです。本来、今年行うはずだったツアーを継承しつつ、それにプラスアルファしたタイトル通りのライブになったと思います」

小田井涼平「2月の終わりくらいから、2時間続けるようなコンサートはしてこなかったんですよね。なので自分たちのパフォーマンスが、どこまでサビ付いているのかなという心配と、お客さんの期待が高まっているので、以前の僕たち以上のことを求められているんじゃないかという不安など、いろいろあったんです。とにかく、僕としてはいったん自分のために頑張るしかないなと思い、素の小田井涼平で頑張りました(笑)」

――歌謡ポップスチャンネルで放送されることは、ファンには非常に嬉しいですね。

後上「オンライン配信のチケットを買うのに4時間かかったという方が、ラジオ番組にメールをくださいましたよ」

酒井「やっぱり僕らのファンの方には放送がないとね」

――皆さんにとってライブとは?

酒井「イメージとしては芸人さんです。1ステージごとにネタを披露して、お客さんから笑いや、感動を沸かせたりすることに対して命懸けで挑むじゃないですか。僕たちもお客さんを喜ばせながら、クライアントにもどれだけお返しできるのか考えていますね。相手の満足度によって反応が変わってくるし、それが自分たちの生活にも直結するものなので、仕事として絶対勝つ、というかみんなに喜んでもらうということに対して、負けたくないですよね。自分にも他にも。そういう思いで、1ステージずつやってきた感じです」

白川「人生で言ったら反省をする場所でもあり、勉強する場所でもあるのかなと思うんですよね。全部の歌を届けるつもりで歌っていますが、それが届かないこともある訳で。そういう時に、どうやったら多くの人に伝わるのかなと考えることは、歌を通して人生勉強にもなるかなと思います。以前、『亡くなった母が純烈の歌が大好きだったんです』と、お声掛けいただいたこともありました。そういったファンの方たちの思いを通して、人生勉強しながら歌わせていただいています」

後上「ありがたいことに最近テレビで歌わせていただいたり、バラエティー番組に出演させていただいたりしていますが、お客さんに楽しい時間をお届けすることが、僕たちの根幹になるのかなと思います。誰かに『純烈って何やっているの?』って聞かれた時に、『スーパー銭湯などでお客様の前で歌って、一緒に楽しい時間を過ごしていますよ』というのが一番に来ますし、そこは絶対なくしてはいけない大事な部分ですね」

小田井「いろいろ考えましたが、分かりやすく言うと『純烈そのもの』じゃないですかね。振り返るとライブやコンサートは、お客さんがあまりいないところから始まって、そこから徐々にここまで来たので。CDもたくさん買っていただき、紅白歌合戦にも出場することができて、1回目はお客さんたちと一緒にステージに上がって、2回目は振り付けをしてくださったDA PUMPの皆さんが後ろで支えてくださり、常に誰かに支えられてやってきた純烈なんですが、その支えはどこから来たのかと言ったらステージだと思うので、ライブは『純烈そのもの』と言えます」

――最後に、放送を楽しみにされているファンの方へメッセージをお願いします。

酒井「純烈が始動して間もない頃から、一番お世話になっているのが歌謡ポップスチャンネルさんです。今年は本当に大変な年になってしまいましたが、そんな年の締めくくりに唯一のコンサートツアーのファイナルであり、初日みたいな不思議なライブを開催することになりました。もしタイミングが合いましたら、チャンネルを合わせていただいて『なんかしぶといな、純烈』って、僕たちの姿をご覧いただければと思います」

文=中村実香

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