北海道文化放送(UHB)では、女性であるがゆえの困難に立ち向かい生きる日韓中の女性たち10人の今を追った番組「UHB 日韓中共同制作ドキュメンタリー About Her『82年生まれ、キム・ジヨン』ヒットの陰で、アジアの女性は今」を、12月19日(土)深夜1時45分~と、20日(日)深夜2時~の2夜にわたり放送する。
韓国で136万部を突破、日本をはじめアジア各地でもヒットした大ベストセラー小説『82年生まれ、キム・ジヨン』。韓国で生まれたごく普通の女性の半生を振り返りながら、彼女が幼少期から大人になるまでに経験してきた様々な理不尽や不平等、女性であるがゆえの困難を、克明に描き出した小説だが、なぜアジアの女性たちの間で話題になったのか。
北海道文化放送では、韓国・中国と共同ドキュメンタリー制作に着手。日韓中の女性たちの間で今何が起きているのか、女性であるがゆえの困難を抱えながら自分らしく自立しようと懸命に生きる三か国の女性たち10人の姿を追い、オムニバスドキュメンタリーとして描き出した。
番組のナビゲーターには、自らも育児と仕事の両立に悩んだ韓国有名女優のシン・ウンジョンを起用。父権制度が根強く残る家庭内や就職活動、仕事と育児の両立など、様々な困難に立ち向かい葛藤しながらも、次の時代に向けて懸命に生きていくアジアの女性たちの今の姿を感動的に描きだす。
カメラが追う女性たちは、韓国の有名女性写真家や建設現場作業員、中国の就職で悩む大学院生、日本の女性寿司職人、KuToo運動を主催する俳優など。彼女たちの証言から浮かび上がるのは、幼少期の家庭内、受験、就職、仕事の現場で、女性であるがゆえの困難や理不尽な思いを抱えながら、自分らしく生きようと懸命に自立していく姿だった…。
仕事と育児を両立させようと奮闘する、日韓中のワーキングマザーたちの姿を描く。登場するのは、毎朝保育園に行くのを嫌がる息子に「自分は悪い母親ではないか」と葛藤する韓国の出版社取締役や、育児を助け合うために母親や妹家族と共同生活を始めた大学研究員、幼い子供たちと食事作りを分担する日本のキャリア女性など。日本ではある調査によると専業主婦の幸福度のほうがワーキングマザーより高いというデータさえある。各国のワーキングマザーたちがストレスを感じず、自分らしく幸せに生きるために何が必要なのか、彼女たちの姿を見つめながら、新たな家族の在り方を探っていく。
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