――収録の感想は?
笑福亭鶴瓶:2020年は放送がなかったものですから、このまま(最終回と銘打った番組もなく)終わっていくのかなと思っていたんですけど、あらためてこうやってやっていただけて本当にうれしかったですね。(心が)スッとしました。
矢部浩之:エンディングを撮った時は「ホンマに終わるんや…」って寂しくなりましたね。
岡村隆史:いつもこの番組で志村さんとお会いできていたので、2020年に放送がなかったのがすごく残念やったんです。だから今日は1投目に、ちゃんと志村さんに「結婚しました」って報告してから投げました。「裏切り者!」って思われているかもしれませんけど(笑)。
――今回のご褒美はソーシャルディスタンスを考慮したもので特別感のあるものでしたが?
鶴瓶:スタッフもよう考えたよね、あれ! 今までのやつよりエロいかも分からへん。
矢部:僕もそう思います!
鶴瓶:キャッチャーのあれ! マジやもん。もう一回来てやってもらいたい(笑)。
矢部:堂々としてカッコよかったですもんね(笑)。
岡村:ホンマに、最後に全部出し切って最終回を迎えた感じがありましたね。
――番組の思い出は?
鶴瓶:最初は「志村さんの家に行く」というのから始まったんですけど、よく(志村と)一緒に飲みに行ったりもして、その思い出も含めて(今回で終わるというのは)寂しい気がしますね。
お笑いの人でも(巡り合わせで)共演できない人もいる中で、「志村けんと一緒にできた」ということだけでも幸せやなって思いますね。
矢部:僕らはボウリングのコーナーだけ呼んでいただいていたのですが、志村さんと鶴瓶師匠には若手のころから仕事でもプライベートでもかわいがっていただいたなと。「今日は寂しさを味わってもいいのかな」と思いながら収録に挑んでいました。
岡村:若手の時から志村さん、鶴瓶さんと毎年お仕事させていただくというのはすごく幸せなことでしたから、今日の“最終回”ってうたってしまったことがすごく寂しくもあったんです。
でも、ちゃんと“最終回”としてやったことで、自分の中で一つ踏ん切りがついたという部分もありました。お二人とも怒ることなく自由にやらせていただいて、本当に楽しかったですね。
――番組を通して成長できたことなどは?
鶴瓶:こういう(男性の一面が出るような)番組って僕は他にないんですよ。いつ来ても矢部にボロカスに言われるし…(苦笑)。でもそれが好きで。それがなくなるのが本当に寂しいですね。
矢部:僕は志村さんにも鶴瓶師匠にも本当に甘えさせていただいて、生意気なことを言っても面白く受けていただいて勉強の場でした。お二人と絡ませていただくことで、他の芸人さんと絡むときに緊張しない。自分の自信になるというのが一番大きかったですね。
岡村:志村さんのリアクションは一つ一つ全然違うんです。「こうやってリアクションとってるんや…」って勉強になりました。鶴瓶さんはゲームが始まる前に「腰が痛い」とか「手がアカンねん」とか事前に振っといて、それが後々効いてくるという。今日も腰がどうとか…。
鶴瓶:アホか! ホンマやねんて!! 2年前にレーンで転んだんですけど、今日も転んで、2年前を思い出して怖なって…。
矢部:「2年前にウケたから、もう一回やろうか」という?
鶴瓶:違う、違う、違う! あんな怖いことようせんわ!!
岡村:毎年この時期になると、どっか痛いって言わはるから(笑)。
鶴瓶:それはホンマやねん!
岡村:ちゃんと(笑いの伏線を)回収して、ホンマに勉強になりました。
鶴瓶:勉強になるかぁ!(笑)
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