“あるあるものまね動画”が大人気!スクールゾーン・俵山峻の観察力<Interview>

2020/12/18 08:00 配信

芸能一般 インタビュー

スクールゾーンの橋本稜(左)と俵山峻(右)。橋本も、SNSで“韓国あるある”動画を公開し、人気を集めている(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.


東京NSCに通うも、出席日数が足りず卒業の危機


――ここからは、スクールゾーンについても伺えればと思います。相方の橋本稜さんとは、東京NSCで出会われたんですよね。

僕も相方も高卒でNSCに入ったんですが、半分くらいは社会人とか大卒で、半分は高卒だったんです。高卒の生徒がガバガバ辞めて行ったんですが、その中ではしも(橋本)と仲良くなって、お互いに近いタイミングでそれぞれ組んでいたコンビも解散して…。

――結成しようと言ったのはどちらからですか?

2人でカラオケとか行って遊び疲れて記憶がないくらいくたくたの時に、新大久保の韓国料理屋ではしもの方から言われましたね。当時のはしもは、ギャグを言った後に自分で笑っちゃったりとか、クラスでめっちゃつまらないとされてるやつだったんです、目も当てられないような(笑)。

でも、今日楽しかったし、誰も組む相手いないし、「いいよ」って言って。とりあえず組んだけど、僕は当初はそんなに長く続ける気持ちはなかったんですよね。でも結局10年くらいやってますね~(しみじみ)。

――NSC在学中に、出席日数が足りずに卒業出来ない危機に直面したところ、掃除を続けたことで卒業できたとWikipediaに載っていたのですが…。

みんな面白いし、自分たちは高卒だしっていうのでバキバキに心が折れて。周りは選抜クラスに入っていく中、僕らは喋ることもままならないし、授業の結果出せないし、休んで遊んでばかりいたので養成所も後半行ってなくて。そしたら最終的に「吉本所属になれません」ということになって。

そんな中、先輩に「掃除したら卒業できるんじゃない?」って言われて、「神保町花月」のらせん階段を地下1階から6階まで毎日磨いてましたね。それで事務所の方に顔覚えてもらって、何とか「良いでしょう…」みたいな。

――その後、一緒に同居されていたとか?

芸歴1年目から6年目まで一緒に住んでましたね~。僕が漫才をやりたかったので、結成当初から漫才をやっていたんですが、一緒に住んでいると普通に楽しくて、それにかまけてネタをなかなか作らないんですよね。

でも、4年前に同居を辞めたタイミングでコントに切り替えたんです。そしたら、ようやく「ネタおもしろい」って言ってくれる先輩や同期が増えてきて…そこからコントをやるようになったんですよね。

――YouTubeの「スクールゾーン公式Channel」では、いろいろな場所でコントを撮ってますよね。ネタはお2人で考えてるんですか?


衣装を何パターンか持って、撮影場所を見てからお互いにアイデアを出し合って、その場でだいたいの流れを決めてやってみる感じですね。お粗末なんですが、ほぼエチュードみたいな感じです。

――最後に、2021年はどんな年にしたいですか?

賞レースで勝つのと、作ったネタで世に出るのと、YouTubeもあるので、アドリブ的なものだけではなく、もう少しショートフィルムと呼べるようなものがアップ出来たら良いなと思います!