“せんけす”高橋文哉、キレるシーンは「共演者が本当にムカつく表情をしていて…(笑)」

刀矢は本当に短気で困りましたよ(笑)

――同級生に向かってキレる演技も話題を呼びました。

本当に刀矢は、頭も切れるけど感情の部分でもすぐキレて…本当に短気で困りましたよ(笑)。でも、キレる演技を求められているときは共演者のみんなが本当にムカつく表情をしているので、意外とスムーズに気持ちのスイッチは入りましたね(笑)。
「何で言ったことをやらないの？」「調子に乗るんじゃねぇよ」と怒り心頭で、素直な気持ちでぶつかっていったという感じです。共演者の皆さんのおかげです！

――義澤を演じる田中圭さんと、頼田を演じる山田裕貴さんの芝居合戦も見どころの本作ですが、間近で見ていていかがでしたか？

本当にヤバいですよ。特に第4話のラストの山中で義澤を殺害するシーンは鳥肌モノ。こんな特等席でお二人の芝居合戦を見ていていいのかってくらい興奮しました。もちろん僕もその合戦に入らなければならないほどせりふはあるんですが、お二人の間には全然入れなかったです。もう裕貴さんの後ろから「やいやい」と言うくらいしかできなくって（笑）。何よりもお二人のスイッチの入れ方がめちゃくちゃ半端ない。現場で芝居をしていないときと全く違って、すごく怖かったです。

――先輩たちの演技を間近に見られたのはいい経験になりましたね。

日々勉強でした。アドリブの入れ方とか、現場での居方はさすがでした。そして何より演技の引き出しのパターンの多さに驚きました。例えば僕が2パターンくらいしか出せないところ、お二人はゆうに10を超えていて…。もう異常なほどあるんですよ。間近で見させていただき、こういうやり方もあるのかと勉強できたのは本当に貴重。僕にとって忘れることができない時間でした。