夢カワイイ系男子・佐藤信長、ミュージカル「DREAM!ing」で夢見る男子を演じる<インタビュー>

2020/12/24 06:00 配信

2.5次元

ミュージカル「DREAM!ing」で夢見る男子を演じる佐藤信長撮影=富田一也

「ゆめライブ」を通じてオーディエンスを魅了していく、夢見る男子のキズナ育成ゲーム「DREAM!ing」。キャラクターはもちろん使用している音楽も多くの人をトリコにして人気を集めている。そんなゲームを舞台化したミュージカル「DREAM!ing」の大阪公演が12/24(木)~27(日)、東京公演が1/8(金)~17(日)に開催。今回は、主人公の望月悠馬を演じた佐藤信長に直撃インタビューし、舞台について、意外な夢のこと、寝具のこだわりなどいろいろ教えてもらいました。

――人気ゲームの舞台化ということですが、三次元化するにあたり気をつけている点はありますか?
人間味を出すことを意識しています。ゲームをマネするだけならきっとゲームで親しんだ声優さんが同じ声で演じた方がいいわけで…。マネをするのではなく、僕たちの作品として昇華することが大事かなと思っています。原作ファンの方たちは絶対に三次元になるときの怖さを感じていると思うんですよ。でもそんな方たちをも満足させ、僕がゲームをしたときに味わった楽しさをきちんと伝えられたら。実際に稽古をしていて、ここは客席で見たい!と思うシーンがたくさんあるので、大丈夫だとは思っていますけど。「DREAM!ing」のファンの方たちが笑って受け入れてくれる自信はあります!

――人間味を出すということはキャラクターをより深く出していくということですね。
そうですね。キャラクターを理解していくのはもちろん、ゲームだと、このセリフを言っているとき他の人は何しているの?と分からなかったりするシーンも多いのですが、舞台だとそのとき実は隣でこんなことが繰り広げられていた…みたいなものが見せられたりするんですよ。そのことでよりキャラクターを深掘りできて、色んな面を見せることができると思います。あとは僕が演じる悠馬に関して言うと、どうしてもおとなしいというイメージに引っ張られてしまいがちですが、彼の感情をもっと見せていきたいと思っています。それを見せられるのが、三次元にしたときの面白さだと思っているので。

――慣れない東京に戸惑いつつも持ち前のひたむきさで自分の夢を切り拓いていく悠馬。彼はどのような性格だと思いましたか?
芯が強くてこれと決めたら周りが見えなくなってしまうほど一生懸命になれる子で、すごく頑張り屋さん。すごくいい子だと思いました。都会のことを何も知らない素朴な面は、ちょっと昔の自分に重なりました。田舎から都会に出てくる感じ。僕も右も左も分からなくて驚きましたから。僕は名古屋から19歳の頃に上京してきたのですが、高速バスで東京タワーを見たときの感動は今でも忘れられないです。あぁ東京だ!って思って見つめていました。あと109の前で写真を撮ったりと、あの頃は見るもの全てに驚いていました(笑)。その感覚が悠馬にはあるんですよ。あと似ていると思ったのは、そこまで陽キャじゃないところ。悠馬以外はめちゃくちゃはっちゃけているタイプなんでよかった。僕にはさすがに陽キャはムリですから(笑)。

――今回はミュージカル。楽しみにしているところを教えてください。
やっぱり「ゆめライブ」のシーンです。原作で見ていても、キャラたちがすごく楽しんでいるのが伝わってきていたシーンで、僕もすごく幸せな気持ちになっていたんです。その思いを舞台でもきちんと伝えたいと思います。

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