開催25日目の第1試合となる「EX風林火山 vs KONAMI 麻雀格闘倶楽部 vs 渋谷ABEMAS vs セガサミーフェニックス戦」では、EX風林火山から二階堂亜樹選手、KONAMI 麻雀格闘倶楽部から佐々木寿人選手、渋谷ABEMASから松本吉弘選手、セガサミーフェニックスから近藤誠一選手が登場。
東2局、松本選手は5巡目にして役満・四暗刻をテンパイ。両面待ちでリーチをかけると、一発ツモにて親の役満をアガるという、疾速かつ華麗な戦いを見せた。
その松本選手は、南1局1本場、ドラ2枚を武器に三色同順の仕掛けに出る手順もあったが、最終的な待ち取りに不安があるとしてスルー。その後、リーチ・一発・ツモ・ドラ2・裏ドラの1万2000点(+300点)でアガリを決めると、視聴者からは「強過ぎる」「決めた、完全に」「これがアベマズじゃああああ」と称賛の声が寄せられた。
また、南4局では、トップの松本選手が親の二階堂選手からの仕掛けによって反撃を受けるものの流局。一方、二階堂選手は手を伏せれば(テンパイを宣言しなければ)2着になれる局面だったが、逆転を狙い強気のテンパイ宣言。その後、二階堂選手の連チャンで南4局は2本場まで混戦を見せるが、最後は松本選手が果敢に仕掛け、自らツモって幕引き。今期2勝目を挙げた。
開催35日目の第2試合となる「赤坂ドリブンズ vs 渋谷ABEMAS vs TEAM RAIDEN / 雷電 vs U-NEXT Pirates戦」では、赤坂ドリブンズから園田賢選手、渋谷ABEMASから多井隆晴選手、TEAM RAIDEN / 雷電から瀬戸熊直樹選手、U-NEXT Piratesから石橋伸洋選手が登場。変幻自在の麻雀から“魔法使い”の異名をもつ園田選手が、実力者同士の激しい大熱戦を制しファンを魅了した。
チームの正念場で先発を託された園田選手は、東2局に“魔法”と称されることも多い得意の鳴きでアガリを決めると、序盤からその実力を遺憾なく発揮する。大きな見せ場となったのは東4局の、“黒いデジタル”こと石橋選手が得意とする赤ドラ切りリーチを、園田選手が披露したシーン。
以前、石橋選手が見せたものと酷似したピンズの「355」から赤5筒を切って4筒待ちという選択に、実況を務めた日吉辰哉選手は「掟破りの赤切り!」と絶叫。実況・解説が大興奮の中、園田選手が石橋選手からアガリを決めると、視聴者も「面白過ぎる」「最高」「ブラックマジシャン」と盛り上がりを見せた。
こうして、赤坂ドリブンズにとって12戦ぶりのトップとなると、チームの危機を救った園田選手は「めちゃくちゃうれしいですね」と大喜び。赤ドラ切りのリーチから紙一重のめくり合いまで、4選手の思惑が複雑かつ濃密に交錯したドラマチックな対局に、視聴者からは「何て試合だ」「めちゃくちゃ面白かった」「ベストバウト確定」「神半荘」という大満足の声が寄せられた。
開催36日目の第2試合となる「EX風林火山 vs KADOKAWAサクラナイツ vs KONAMI 麻雀格闘倶楽部 vs セガサミーフェニックス戦」では、EX風林火山から二階堂亜樹選手、KADOKAWAサクラナイツから沢崎誠選手、KONAMI 麻雀格闘倶楽部から佐々木寿人選手、セガサミーフェニックスから魚谷侑未選手が登場。
佐々木選手は東1局1本場、役満・清老頭の含みもある仕掛けで場にプレッシャーをかけていた二階堂選手に対し、真っ向からリーチで応戦。一発で二階堂選手からアガり、8000点を獲得した。さらに、東4局にはリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・平和・赤・裏ドラ2の2万4000点のアガリも。
序盤から他を寄せ付けない万全の戦いで、その後も攻撃の手を緩めることなくトップで南4局を迎えると、さらなる加点を目指す佐々木選手に視聴者からは「魔王タイム!」「魔王から悪魔に」「めざせ8万点」「いけるところまで稼ごう」と声援が飛びかう。さらにここで大量加点を決めると、結局この試合では、リーチ5回、アガリ5回、放銃は0と絶好調で、ファンの期待通りにライバルたちを圧倒した。
神がかった「引き」や「止め」、道理を超えた戦略など、まさに“神対局”と呼ばれる熱戦の数々。2020シーズン後半戦からも目が離せない!
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