――主演の山崎賢人さんと土屋太鳳さんは、いかがでしたか?
山崎さんはカメラが回ってないときは周りの方とすごく楽しそうにお話されて現場を明るくされていたんですけど、カメラが回ると一瞬でアリスに切り替わって迫力のある演技をされていて。その切り替えのすごさに引き込まれました。土屋さんは演技ももちろんですが、現場にいるときの一つ一つの言葉使いや動作が、人として尊敬する部分がとても多くて。土屋さん演じるウサギと初めて話すシーンで私が緊張していたら、目を見て優しく笑いながら「大丈夫だよ」と言ってくださって。もう、「女神ですか!?」って(笑)。すごく包容力のある方で、私もこういう女性になりたいなと思わせてくださった方でした。また皆さんとご一緒したいですし、そのときには「あっ、成長してるな」と思っていただけるように頑張りたいです。
――完成した作品を見たときはどう感じましたか?
原作漫画にも好きなシーンがたくさんあったんですけど、映像で見たときはもう「ワクワク、ドキドキするシーンしかない!」と思いました。もう1分1秒のクオリティがすごすぎる作品です。本当にこの作品に関われたことがうれしいですし、世界各国の皆さんにどう見ていただけているのかがすごく楽しみです。
――こういうサバイバル・サスペンスは普段からよく見られますか?
よく見ます! ミステリー系やサバイバルものが好きなので、この原作漫画も本当に面白く読ませていただいて。「この“今際の国”がどう表現されるんだろう?」って、楽しみにしていました。実際には絶対に行きたくない世界ですけど(笑)。行ったらもうすぐに“げぇむ”で負けちゃう自信しかないです。アリスは本当にすごいですよね。普通の生活をしているだけでは分からない、極限状態だからこそ発揮される言動がとてもリアルに描かれているのが、あの作品の大きな魅力かなと感じました。
――他にはどんなものを見られるんですか?
「トモダチゲーム」などがすごく好きでした。小説では桜庭一樹さんの作品をよく読みます。いい意味で気持ち悪さを感じて、それが逆に居心地が良いというか。私、小さい頃は「ゲームやテレビなどは見ちゃダメ。代わりに本だけはいくらでも読んでいいよ」と言われていたので、絵本や小説ばかり読んでいたんです。でも今だから言えますけど、こっそり自分で貯めたお小遣いで漫画も買って読んでいました。すぐに見つかって怒られるっていうのが、お母さんとのよくある流れだったんですけど(笑)。これまで見てこなかった分、とにかく今はテレビをたくさん見て勉強しています。
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