高月彩良「教場II」で体育会系女子を熱演「ジムに通うところから始めました」

2021/01/02 06:00 配信

ドラマ

2021年1月3日、1月4日に放送される新春スペシャルドラマ「教場II」(フジテレビ系)に出演する高月彩良撮影=下田直樹

――2021年の1月には「教場II」だけでなく、1月4日、1月5日二夜連続のドラマ「星になりたかった君と」(日本テレビ系)も放映されますし、音楽劇「星の飛行士」への出演もあって、さらなる飛躍の年になりそうです。
「星の飛行士」は音楽劇なんですけど、今まさに稽古中です。「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリを主人公とした物語で、そのサン=デグジュペリの妻コンスエロを演じます。役の年齢層がぐっと上がるので「この間まで警察学校で頑張ってたのにな…」と思いながら稽古していて(笑)。音楽劇ということで歌も歌うので、そこも頑張っています。
台本にはコンスエロのサン=テグジュペリから好かれているところと、嫌われているところの両方が書かれているんです。その両方を表現しながら、魅力的な女性としてサン=テグジュペリに恋させるにはどうすればいいのか。そこを日々考えながらやってみています。

――とても多面的な女性像を観ることができそうですね。
もうワンシーン、ワンシーンで違う表情を観ていただけると思います。稽古をしていても「これって全部コンスエロなのかな?」と自分でも思ってしまうくらい(笑)。100の顔を持つような女性だなと思います。

――そして今年はコロナ禍を始め、いろいろなことがありましたがご自身としてはどんな年でしたか。
まさかこういうことになるとは思っていなくて…仕事をめぐる状況も大きく変わりました。確かに息が詰まるような部分もありましたが、でも「教場Ⅱ」の現場が私を支えてくれたというか、奮い立たせてくれたというか。そういう力がある作品だと実感していますので、ぜひみなさんにも「教場Ⅱ」を見ていただいて、どこか心が引き締まるような感覚を共有していただけたらうれしいです。
あとは今年はお家時間がいっぱいあったので、過去の台本とか読み直したりもしました。違う方がやられた役の台詞を声に出して読んでみたり…。そういう時間も含めて、役とたくさん向き合うことの大事さをあらためて思いましたね。

――では最後に、2021年に向けての思いを教えてください。
私は歌を歌うことが大好きで、ギターを弾くことも大好きなんです。ギターで曲を作ってみたりすることもあるので、ずっと歌に携われる仕事ができたらいいなと思っていて。ありがたいことに2021年の始まりが音楽劇という歌に携われるお仕事だということがうれしいですし、自分がやりたいと思っていたお仕事に携われるうれしさ、その感覚をずっと忘れずに、2021年は進んでいきたいと思っています。

取材・文=小杉厚

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