戦力外通告を言い渡されたプロ野球選手とその家族が、”明日”を掴み取る闘いに密着するドキュメンタリー「プロ野球戦力外通告」(12月29日[火]夜11:10-0:40、TBS系)が放送。17回目の放送となる今回は、田原誠次投手(元読売ジャイアンツ)、濱矢廣大投手(元横浜DeNAベイスターズ)、田城飛翔選手(元福岡ソフトバンクホークス)の3人に密着する。
同番組は、野球を諦めるか? 新たな道に進むのか? 「アナタの決めた道を全力で応援する」と、支えてくれる家族の思いを背負う男たちが、人生の岐路に立たされながらも現役続行を懸けて、12球団合同トライアウトに挑む姿に密着。夢を諦めず、支え合う家族の絆を描く。
巨人から戦力外となった田原投手。プロ9年目の今季は、開幕2軍スタート。プロ入り後初めて1軍登板がないままシーズン終了を迎え、悔しさを隠し切れない。
「全然まだ投げられるし、できないからクビになったという感じは僕の中でない。現実を受け止められない」と、現役続行を目指しトライアウト受験を決断する。
田原投手は、2歳年上の妻と二人の子どもと共に4人で暮らしている。長女はまだ1歳。最近、パパが野球選手だと分かるようになってきた。
そして長男は、「ピンチの時にいつも救ってくれる。サイドスローの投げ方が格好良い」と幼いころから田原投手を応援し、プロ野球選手の父が自慢だった。だが、戦力外となった事実を両親から伝え聞くと、「うそだとずっと思っていて、信じたくなかった」と悲しみにくれたという。
そんな家族の思いを目の当たりにした田原投手は、「家族のためにお金を稼ぐのもそうだし、応援してくれるから頑張る姿を見せたい」と12球団合同トライアウトの受験を決意。運命の大一番の前日には長男とある約束を交わし、家族が見守る中トライアウトのマウンドに上がった。
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