終演後、ミセレイニアスの3人が囲み取材に応じた。
バンドが始動した今の心境を聞かれた島谷は「個人的に40歳という節目を迎えたり、新型コロナがあったり、今までの音楽活動の節目も含めて、さらなる高みを目指したいなって。それで思い付いたのが『今やりたいのはポストロック』だったんです。再出発というよりは活動を広げるという感じですね。今から新人っていうのもいいなって(笑)。原点回帰です」と笑顔で答えた。
バンド名の由来については「“多種多様”という意味があって、普段はそれぞれがプロフェッショナルとして違う仕事をしている多様な人たちが集合したチームということで、miscellaneous<ミセレイニアス>と名付けました。“ミセ”って呼んでください(笑)」と島谷。
2021年に台湾、2022年にはシンガポールなどの東南アジアを視野に入れて活動を行う。「私のツアーを見にきてくれた人の中に、台湾など海外の人もいて、日本で生活して母国と日本の音楽をつないでいる配信を職業にしている方がいました。その方に『こういうことをやりたい』と伝えたら、『絶対、アジアの人たちにも聴かせてほしい』と言ってくれて。今の状況だと海外に行くのも難しいので、配信などを通して海外の方にも聴いてもらいたいです」と語り、最後にバンドの目標について「ワールドツアーです! 音楽は国境を越えるというのを証明したいと思います」と声高に宣言した。
ミセレイニアスは25日に公式サイト(http://misce.tokyo)を立ち上げ、公式Twitter(@misce2021)もスタート。ライブで披露したデビューデジタルシングル「GALAPAGOS」は同日、世界同時配信された。(取材・文=田中隆信)
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