“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーで、ソロ活動が解禁されたアイナ・ジ・エンドが、2021年2月3日(水)にリリースする、自ら全曲の作詞作曲を行なった初ソロアルバム『THE END』より、アルバム冒頭を飾る「金木犀」が、アイナの誕生日である12月27日に配信開始され、あわせて、ミュージックビデオとアートワークも公開された。
「金木犀」は、アイナが6年前に制作したデモを、今作のサウンドプロデューサーである亀田誠治とともに完成させた美しいバラードとなっている。
また、映像作家の林響太朗が手がけ、アイナの友人であるダンサー&モデルの大野瑠璃も出演している、“香り”をテーマに、幻想的な映像で構成されたミュージックビデオも、27日に公開された。
さらに、アルバムのアートワークとCDショップ特典も公開され、初回生産限定盤は、衣装同様に、世界的ファッションデザイナーである丸龍文人が手がけたイラストが使用されている。
そして、亀田がアレンジをする前の、アイナ制作によるデモCD「金木犀」「ハロウ」「スイカ」がCDショップ特典となり、完成形と聴き比べることができる。
自分は何者でもなく、長所ひとつも無いと、しゃがみこんで生きる日々でも、すてきな香りに連れられて、迷い込んでしまう時があります。でも揺らいだって、そこに飛び込む勇気は無く、やっぱり情けない人間だと、またしゃがみこんで生きます。ひそやかで、いじらしい、金木犀を感じてくれたらうれしいです。
香りは記憶の情景と結びついていて、記憶は香りを頼りによみがえることがあると思います。切なさと、心臓をキュッとつままれているような。同時にあきらめとか、努めようとするその心。心情が、この数分間にたくさんの美しい情景になって映し出されていると感じました。ぜひ、ご覧ください。
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