余命宣告を受けた女性・田渕ゆり子(石原さとみ)と、彼女を取り巻く家族の絆を描くドラマ「人生最高の贈りもの」(テレビ東京系)。本作の脚本を手掛けるのは、ヒューマンドラマの名手・岡田惠和。
「岡田さんが脚本を手掛けてくださった今作は、登場人物が全員優しくて悪い人が一人もいなくて。私は元々岡田さん作品のファンだったので、岡田さん脚本のドラマに出るのが夢だったのですが、台本の冒頭ト書きの部分から引き込まれて、想像力もすごくかき立てられるものになっていて。
途中、胸が苦しくなるような場面もあるのですが、ラストまでワクワクしながら読ませていただきました。現場もとても温かい雰囲気で、いとおしさや優しさ、思いやりといったものがあふれていた気がします」
ゆり子の父親役を演じる寺尾聰とは今回が初共演だが、撮影中から本当の父娘のような関係が築けていたそう。
「寺尾さんはいつも気さくに、まるで本当の父と娘のようにお話ししてくださって。常に大きな愛で包んでくれるような温かさがあり、心強い味方がずっと隣にいる感覚でした。撮影の合間は常にしゃべっていたからこそ、ドラマの中での無言の時間も逆に心地いいというか。
2人でただ風を感じながらいるのが落ち着く…といったところまで割と序盤の方で行けていたので、その距離感の近さが父娘の絆を演じる上でとても助かっていました。
撮影終了後も時々連絡を取らせていただいていて、寺尾さんのライブを見に行かせていただいたりもしました。この作品で寺尾さんに出会えて本当に良かったなって思います」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)