そんな城にとって、初主演映画“マチトム”こと「都会のトム＆ソーヤ」(公開日未定)の公開が控える2021年はさらなる飛躍の1年となりそうだ。
“マチトム”は、ジュブナイルミステリの旗手・はやみねかおるによる同名児童小説シリーズが原作。“究極のゲーム”を作るため、都会の様々な場所を舞台にデコボコ中学生コンビが推理と冒険を繰り広げていく大ヒットシリーズだ。
城が演じるのは、一見ごく普通だがどんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ中学二年生・内藤内人(ないとう・ないと)。初主演作品について「初めて主演をさせていただくので、少し不安でドキドキですが、皆様の期待に応えられる様に頑張ります！今までやったことのない役なので今からすごく楽しみです！明るくサバイバル能力に優れている内人になりきりたいと思います！！」と気合十分で臨む。
一方、5月には葛飾北斎の生涯を描く映画「HOKUSAI」が公開される。真の絵と“自由”を求めて描き続けた画狂人にして同作の主人公・北斎は少年期・青年期・老年期と3人の俳優によって演じられ、城が担うのはその少年期。偉大な絵師の多感な時代を繊細に演じ、青年期・柳楽優弥、老年期・田中泯へとたすきをつなぐ。
早くから注目され、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩いた逸材が、さらなる飛躍を遂げようとしている2021年。その動向から目が離せない。