1月10日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、RKK熊本放送製作の「道を守る水性ペイント」を放送。熊本・天草の建設工事事業会社が開発した画期的な水性塗料、そのアイデアと技術に迫る。
高度経済成長期に整備された道路や橋などの交通インフラは、年月が経ち、老朽化や景観の維持などの問題が、管理する自治体や住民とって悩みの種となっている。
そんな現状を解決したいと考えた熊本県天草市の建設工事事業会社・株式会社アマケンテックは、画期的な塗料を開発、2年ほど前から本格的に販売を始めた。
一般的に道路の舗装に使われるのは、塗付するとはがれにくく、耐摩耗性・密着性に優れた油性塗料だが、一方で人体への影響が懸念されてきた。
これに対し、アマケンテックが開発したのは、“環境にやさしい水性塗料”。有害性がなく、無臭。さらには水性塗料の弱点とされてきた耐摩耗性にも優れており、「これより強固な水性塗料はない」と開発者の米田賢史社長は自信を見せる。
その塗料を含む材料を舗装端部に塗布することで橋の劣化を防ぐ「ブリッジガード」や、道路の縁石周りに生えてくる雑草の成長を抑制させる「クサデナーズ」などの機能的かつユニークな名前の工法。通常の建設現場で多用されているローラーなどで塗ることができるため、誰でも簡単に塗装できるのもメリットだ。
これらを使った道路施工は熊本県にとどまらず、愛知県の高速道路などにも採用されはじめた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)