――役作りはどのようにされていますか?
僕は現場で役に入って、というのができないタイプで…日常から自分を役に寄せていくようにしています。
普段であれば雑誌の取材とかでもかっこよく見せるところを、どれだけ隠して、二階堂に徹するかということがこの作品の中で僕の一番の仕事だと思うので。鏡の前で、どれぐらいまぶたを落としたら原作に近付くのか、とかいろいろ練習しました。あとは伊達眼鏡を買って仕事じゃないときでもかけたり、家にいるときは意識して猫背にしたり…撮影している間に本当に猫背になっちゃいそう(笑)。
――二階堂という人物の魅力を教えてください。
二階堂は本当に魅力しかないな、と原作を読んだときに感じました。こんなにいい役をいただいていいのかと思うくらい、面白いですし、かっこいい。中学時代の事件のあとも、周りを変えるんじゃなくて自分を変えるという…そんなピュアで素直なところも魅力的です。
あと、二階堂は自分が周りにどう思われているのか常に意識していると思うんです。例えば目高くん(坂東龍汰)に対しても「この人は何を僕に思っているんだろう。ちょっとよく分かんないなこの人」みたいに、自分がどう思われるのが一番都合がいいか考えながら行動している。
僕自身も「この現場で自分が今どうあるべきなのか」「このお仕事中どうすることで、この現場をどういう色にできるのか」みたいなことを意識はしているので。そういうところは似ているのかなと思いますね。
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
漫画原作の作品に出演させていただくのが初めてで、すごくありがたいですし、実写化への憧れがあったので、うれしいです。和山先生の世界観を、大西さんたちと一緒に作り上げていけたらと思います。
原作を読んでいる方はもしかしたら「なんか違う」と感じたりすることもあるかもしれないのですが…それらも全てひっくるめて、「実写化してよかった」と思っていただける作品にしたいです。
素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんとご一緒する中で、僕もこの作品に何か一つでも影響を与えていい方に転がせることができればと思っているので、これからも楽しみにしていただければ幸いです。
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