磯村勇斗&泉澤祐希、両想いの2人がSF作品を制作 “盟友への信頼”と“制作秘話”を明かす<Interview>

2021/01/12 17:45 配信

芸能一般 インタビュー

【写真を見る】互いへの信頼あふれる眼差しの磯村勇斗(写真左)、泉澤祐希(写真右)


今度は、ギャグコメディとかサイレントとか撮ってもらいたい(泉澤)

―――ロボットなど、近未来という作品の舞台に説得力を持たせるための小物や美術へのこだわりはありましたか?

磯村:小物・美術関係に関しては、こだわりました。舞台が近未来で現代にはないものが多かったりするので、視聴者に想像してもらうという手法を使いながらも、確実にないと説得力がないというロボットは、大学に協力していただいてお借りしたりして。美術部さん、小道具さん、大道具さんのお力があってこその説得力になったかなと思いますね。

―――友人でもあり役者でもある泉澤さんから見た、磯村監督のこだわりぶりはいかがでしたか?

泉澤:素晴らしかったと思います。もちろん初めてでわからないことだらけだったと思うんですけど、それなりに現場を体験しているから、(監督としての)立ち回りもそこで学んでいるだろうし、いろんなところを観ているんだな、人を観ているんだなって。常に勉強している感じがあるんですよね。もし、もう一回、磯村組で映画を作るなら、俺は絶対出たいし。今度は、勢いだけのギャグコメディとかサイレントとか撮ってもらいたいです。

磯村:…うれしい。

泉澤:あと、セリフで説明したくないというのを現場で結構言っていて。小物とかシチュエーションで伝えたいというのを聞いていたので、そこに力を入れていたという話は納得というか、素晴らしいなと思いましたね。

―――泉澤さんが先ほど「もう一回」とおっしゃっていましたが、また、お二人のコンビで映画を作りたいという思いはありますか?

磯村:そうですね。今回のように(自分が)監督、(泉澤が)俳優でもいいですし、逆に祐希が監督をやって、自分が演じるというのもいいですし。もちろん俳優同士でも、一緒に何かを作るというところでは今後も何かやりたいなと思いますね。

―――ドキュメンタリー番組「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」も放送されます。

磯村:もう素なんじゃないですかね。普段、俳優として撮られているドキュメンタリーがあったとしても、どこか俳優・磯村勇斗としていなければならないというのがあるんですけど、今回はドキュメンタリーの撮影カメラが入っていることを忘れるくらい、監督としてのめり込んでいたので、ちょっとどんな場面が映し出されているのか、僕は不安ですね。今までにないほどに集中している自分が映し出されているんじゃないかと思いますね。


―――作品を楽しみにされている皆さんへのメッセージをお願いします
磯村:今回は俳優業ではなく、監督として初めて挑戦させてもらった作品なので、誰よりも愛を持って作ったというところは間違いないです。しっかりと皆さんに届けられる作品になったと自分では思っています。この映画からいろいろと感じ取ってもらえたらな、と思います。あとは、泉澤祐希君のお芝居に注目してもらいたいですね!

泉澤:磯村勇斗監督、というのが一番大きいと思います。僕はそれを楽しみに撮影に邁進した感じもありますし(笑)。この現場を楽しみに僕は生きていたので、本当にご覧になってくださる皆さんもきっと楽しんでいただけると思うんですけど。「自分が演じている時に、勇斗がどんな顔していたのかな」とか、想像するのもやっぱり楽しいですし(笑)。いつもふざけている二人ですけど、本当に仕事としてきっちりとぶつかってやっているので、そこは信頼してぜひご覧になっていただければと思います。