撮影時の印象的なエピソードを聞かれ、高良は「台本に書いてなかったです!」と言いながらも、「深川さんとの思い出ですけど、現場で深川さんが監督にしごかれていて、僕はそれを近くで見ていました。毎日、1シーン1シーン、演じる結子に近づいていってる深川さんを常に近くで見ることができたのが思い出というか、僕自身にとってもいい経験でした」と撮影を通して感じた深川の成長と変化について語った。
それを聞いて深川は「自分自身はいっぱいいっぱいだったので、そう思ってくださってたんだって、今聞いてうれしいです」と感激した様子。
香里奈は「まいまいと一緒に撮った川辺の写真があるんですけど、ここは結構観光地でもあり、海外のような景色というのが売りで、すごくすてきな場所でした。そこで自転車を押しながら結子と喋るシーンがあるんですけど、すごい長回しで、カメラと自転車の距離感だったり、タイミングとかを合わせるのが難しくて、ちょっと大変だったなって。でも、すごくいいシーンに仕上がっていたので、思い出がありますね」と答えた。
もう一つ、「これは私がクランクアップした時で、『最後なのでみんなで撮ろう』って言って撮ってもらった写真をここに飾ってもらってます。富山の漁港の近くで撮りました」と、深川と高良との3ショット写真を指さして、思い出の1枚だと紹介した。
深川は「今回の撮影では富山の皆さんに全面協力していただきました。古谷さんとシリアスなシーンを撮っていたんですけど、その休憩中に民家からガラッとお婆ちゃんが出てきて『冷やしトマト食べる?』って、トマトを差し入れしてくださったんです。とても甘いトマトでした(笑)。そうやって地元の方がウエルカムな状態で迎え入れてくれたのがすごくうれしかったです」と地元の人たちとの触れ合いを回顧。
さらに「漁港でのシーンも、エキストラさんを呼んだわけではなく、本当に朝の市場のセリが行われているスペースをお借りして撮影させていただいたので、朝の富山の漁港の風景が、空気感含めてそのまま切り取られていると思うので好きなシーンの一つなので、映画を見てくださる方には注目していただきたいです」と、お気に入りのシーンを明かした。
作品のタイトルにちなみ、それぞれ「思い出の写真」も披露。深川は幼い頃の写真を公開して、「2歳か3歳ぐらいの時に、地元で秋祭りがあって、出店も屋台も出るんですけど、小さい頃から秋祭りが好きで、この写真は屋台の上に乗って法被を着て、下から母が撮ってくれた写真です」と紹介。
高良は「かわいいですね」と小声で褒め、香里奈も「今のまいまいの面影があまりなくて、元気な感じがしますね。子供らしくて、前髪もパッツンでかわいい」と感想を答えながら自然と笑顔になっていった。
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