九州放送(TVQ)で毎週土曜昼に放送されている「ぐっ!ジョブ」。1月16日(土)は、1本1万円する切れ味抜群の高級包丁を製造する盛高鍛冶刃物に密着。
約720年、鎌倉時代から続く熊本県八代市の盛高鍛冶刃物が今、海外約60の国と地域を相手に“手打ち包丁”の売り上げを伸ばしている。真田幸村や福沢諭吉が盛高作の刀を持っていたと逸話を持つほどの伝統と歴史を重ねてきた鍛冶屋が、どのようにしてグローバル化に成功したのか舞台裏に迫る。
今や包丁は「100均」でも買える時代。そんな時代に盛高鍛冶刃物が打ち出したのが、“切れ味抜群の高級包丁”。包丁の中心に入れる鋼に、加工が難しい最高級刃材を採用、日本刀の鍛錬技術で商品化に成功した。切れ味抜群で、熟したトマトに包丁を当てるだけで「スっ」と切れ、タマネギをみじん切りにしても涙がでない。価格は1本1万円と値は張るが、プロの料理人をはじめ大勢の人が虜に。
さらに、ローカル企業に先駆け2007年に英語版のホームページとネット販売を開始、米国ハワイの刃物愛好家の目に留まったことをきっかけに海外で高い評価を得た。2011年にはアメリカのウォールストリート・ジャーナル紙で、米国有数のシェフが勧める包丁として取り上げられたことも。海外での評判は日本にも波及し生産量もうなぎ上り。今では売り上げの4割を海外販売が占めるそうだ。
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