“ウイルス禍で理性失い人間不信に陥る男”描く、本木雅弘主演で志賀直哉原作「流行感冒」ドラマ化

2021/01/15 16:35 配信

ドラマ

本木雅弘主演で、志賀直哉原作小説「流行感冒」をドラマ化※提供写真

約100年前のスペイン風邪の流行をテーマにした、志賀直哉原作の小説「流行感冒(りゅうこうかんぼう)」が、本木雅弘主演でドラマ化。キャストには本木をはじめ、安藤サクラ仲野太賀古川琴音松田るか石橋蓮司らが出演する。感冒流行の中、理性を失い人間不信に陥った主人公が、人への信頼を取り戻し日常に帰るまでを描く。

今から100年前、「スペイン風邪(=スペインインフルエンザ)」が全世界を未知なる恐怖に陥れ、日本では1918年(大正 7)から3年間で、関東大震災の実に4倍の約40万人の死者を出した。志賀直哉は、短編小説「流行感冒」にて、ウイルス禍に怯え生きる当時の自身の経験や心情を描写している。

コロナ禍の今、「小説世界をドラマ化し、100年前と今を重ね合わせて描くことで、今を生きる私達への“希望”と“指針”を与えるドラマとしたい」との思いが込められたドラマ作品となっている。

同ドラマは、NHK BS4Kにて3月27日(土)、NHK BSプレミアムにて4月以降に放送予定。

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