商品化の時を待つ「クロモジ玄米酢」、ただいま熟成中!<世界一の九州が始まる!>

2021/01/22 19:48 配信

芸能一般

世界一の九州が始まる!「クロモジがお酢を変える!」より

1月24日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、RKB毎日放送放送製作の「クロモジがお酢を変える!」を放送。

「クロモジ」は、クスノキ科の落葉低木。茶道などの和菓子の楊枝(ようじ)に使われる高級楊枝はそのまま「黒文字」とも呼ばれる。江戸時代には枝を粉末にして歯磨き粉にしたほど、クロモジのエキスには抗菌作用があり、さわやかな香りの和製ハーブだ。そのクロモジと“世界最古の調味料”である酢を出会わせ、新たな発酵パワーを生み出そうとする取り組みに、長崎・川添酢造が挑んでいる。

長崎県西海市で120年続く川添酢造は、無農薬米を使い、機械に頼らない昔ながらの手法で作る酢が評判で、会社規模は小さいながらも全国に根強いファンがいる醸造元だ。

2年前、そんな川添酢造がある西海市雪浦地区で、地域おこしの一環として薬草教室が開かれた。講師を務めたのは、薬草の生態や薬効に詳しい熊本大学薬学部の渡邊高志教授(61歳)だ。

以前から、クロモジの薬用成分に注目していた渡邊教授と、名酢を作る川添酢造との出会いが「クロモジ玄米酢」の誕生に結びついた。この新商品の開発を、4代目社長の川添成行さん(70歳)から託されたのが、次男の光蔵さん(36歳)だ。

初めて扱うクロモジ。「お酢に加える割合は?」、「熟成期間は?」と、手探りの日々の末、ついにクロモジの精油成分が酢に移り、清涼感が漂い甘みさえも感じる商品にたどり着いた。今、熟成中の「クロモジ玄米酢」が、お酢の新たな可能性を秘めて、商品化の時を待っている。