続いて、昨今の状況の中で「絆を感じた出来事や、絆を深めるために意識してやっていること」を聞かれ、中村は「普段は連絡を取っていない人に連絡したり、オンライン飲み会をしたり。新しいことを知った年ではありましたね」と語った。
山田は「家から出てなかった時期に帰省もできなかったので、父の日や母の日にくだものやお肉を取り寄せて送ってました」と告白。
すると、監督から「いい子ですねー。20歳になったからお酒も飲めるんだよね。すごい飲むんでしょ?」とツッコミが入り、山田は「何と答えて良いやら…(笑)」と言葉を濁した。
新田は「友だちとテレビ電話をしてたら、もうやめてって言われました」と苦笑。「テレビ電話の画面の前で、ずっと歯磨きしてたんですよ」と明かすと、監督が「それはやめてって言われるよ!(笑)」と言って場内に笑いを誘った。
また、岩田は「会いたいときに会いたい人と会えない時代だからこそ、久しぶりに連絡を取る友だちが増えました中学校の同窓会をリモートでやりましたけど、もう太っちゃったり、見た目が変わっちゃった人もいたりして(笑)。でも、会話になると当時のまんまの関係で変わらずにいましたね」としみじみ。
そんなイベントの締めの言葉を振られた監督は「いろんな宣言文句は踊っていますが、なるべく頭を真っ白にして見ていただけたら、主人公たちの絆や青春が伝わるかなと思います。顔面偏差値の高い映画だなと見ていただけたらうれしいです」とアピール。
岩田も「(ネタバレを避けるため)プロモーションが難しい映画だなとは思ってます。でも、監督もおっしゃる通り、頭の中を空っぽにして映画館に来ていただくほうがこの作品の良さを体感できることは間違いないです。根底にあるメッセージである愛や命、絆というものをたくさんの方に受け取っていただきたいなと思っております」と力強く語った。
取材・文=青木孝司
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